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医療系のお話の記事一覧
昨日5月24日はちょっと新しい試みの勉強会。
内容は『アレルギー性鼻炎治療最前線』ということで、『舌下免疫療法』が中心のお話。
講演の演者は湯田厚司先生。
舌下免疫療法について、症例数も論文数も講演数も日本一であろう先生です。
で、なにが新しいかと言うと。Web上での講演会なんです。
まず30分の講演があるのですが、湯田先生は三重県で講演されます。
PC上に講演の内容のスライドも映し出され、ついでに視聴者の映像も映し出されます。
今回の視聴者は九州各県の耳鼻科医11名。
(なぜか私が熊本県代表(^-^;)
講演中の様子。
講演内容のスライドとともに、右側に視聴者のリアルタイム映像が流れるので油断できない(@_@)
(いちおう自分以外のとこにはモザイクかけてます。)
講演の後はディスカッション。
Web会議のような感じです。
ちょっと音声の乱れはありましたが、概ね問題なし。
これなら会場に集まる必要もないので、確かに手間は減ります。
交通費や場所代もかかりませんしね。
講演の後の雑談はできませんが...(^-^;
講演の内容は流石に舌下免疫療法の第一人者。
圧倒的な経験を元に、実際の臨床に役立つ内容が盛りだくさんでした。
ディスカッションでも質問に対する答えが非常に明確。
私もいくつかお話させていただきましたが、これからの舌下免疫療法治療についていくつもヒントを頂きました。
スギ花粉のシーズンが終わり、スギに対する舌下免疫療法をすでに今シーズンも数名開始しております。
治療の相談はお気軽にどうぞ(^^)
Posted:2019.05.10 | Category: 医療系のお話
例えば、小さな子どもが歯磨きをしながら転んでしまいました。
歯ブラシで口の中を傷つけたようで、口の中から出血しています。
さぁ、何科を受診すればよいでしょうか?
小児科?歯科?外科?
実は、これ耳鼻科でも大丈夫です。
耳鼻科って正式には(?)耳鼻咽喉科ですが、読んで字のごとく耳、鼻、のどの専門家になります。
しかし、耳、鼻、のど以外にも結構いろいろするんです。
とある(偉い)耳鼻科医の言葉
『耳鼻科医は首から上、脳と眼球以外は全部診なくてはならない』
(この時、私は頭の中で『流石に頸椎は診れねぇだろ!』とツッコミいれてましたが...)
確かに耳、鼻、のどの手術で本当に脳スレスレのところまで触ることはありますし、首の手術(甲状腺など)、口の中の手術(舌など)も行います。
顔面の外傷も基本的には耳鼻科が担当することが多いです。
ただし、他の診療科と『カブっている』部分も結構あり、どの診療科が担当するかは病院にもよります。
例えば顔面の外傷は形成外科が担当する病院もあったり、甲状腺の手術は外科(内分泌外科とか)が行う病院もあります。
舌の手術は歯科口腔外科が担当したりもありますね。
ちなみに最初に例として挙げた所謂『歯ブラシ外傷』。
結構多いのですが、大事なのが"歯ブラシの先端がのどに残っていないかどうか"。
なので、こういった患者さんを診察した際には必ず『歯ブラシは折れてませんか?』と聞きます。
歯ブラシが折れてなくて、出血もなく傷も軽ければ特に処置もお薬も必要ありません。
口の中を清潔にしてもらうくらいです。粘膜の傷はすぐにキレイになります。
でも一番は口に物を入れたまま歩き回らないことですから、ご注意下さいm(__)m
というわけで、実は結構守備範囲が広い耳鼻咽喉科。
...というお話でした(^-^;
(オチが弱い)
咳のお話3連発です。
ただ、この話は特に書きたかったので(^-^;
よく患者さんから言われます。
『子どもの咳が昨夜ひどかったので、前にもらったテープを貼りました』
ホクナリンテープやツロブテロールテープという名前のものですね。
このテープ。気管支拡張薬の一種です(正確にはβ2刺激薬と言います)。
前回書きましたが、末梢性鎮咳薬の一つになるわけで、直接的な咳止めの効果はありません。
テープからじわじわと薬の成分が出てくるようになっていますので、効果がでるまでに4~6時間程度かかると言われています。
そして12時間後くらいに効果はピークになり、長時間効果が持続するようにできています。
なので、激しい咳に対して即効性のあるお薬ではないわけです。
当然のことながら、気管支を拡げるだけのお薬ですから、気管支が狭くなっている状態以外には効果ありません。
よって、使用する場合も結構限られています。
・気管支喘息
・ぜーぜー音がするような気管支炎
くらいです。
なので、呼吸の音を聞いて異常がない場合はほぼ使いません。
当然お薬ですから、副作用もあります。
・手足が震える(振戦)
・動悸がする
といった症状が典型的な副作用です。
頻度としても結構多く、10歳以下の子どもで1割以上の確率で手足の震えがみられたという報告もあります。
何度でも書きますが、使うお薬は少ない方が良いです。
『咳が出る』⇒咳止め、貼り薬、去痰薬etc...
というパターンは本当によく見ますけどね(^-^;
もちろん、ちゃんとした使い方であればしっかり効くお薬ですよ(^^)
結論。
ホクナリンテープ、ツロブテロールテープは『咳止めテープ』ではありません。
すぐに効くようなお薬でもありません。
必要な時はしっかり使うことが大事ですが、不用意には使わないようにしましょう(^^)
前回は『咳とは?咳止めとは?』ということで書きました。
咳止めの中でも『中枢性鎮咳薬』についてまで書きましたので、今回はそれに対する『末梢性鎮咳薬』について。
上の画像はとあるお薬の本です。
そこには『末梢性鎮咳薬には去痰薬、気管支拡張薬、局所麻酔薬(塗布)、含嗽薬、漢方薬、トローチなどがある。』と書かれています。色んな作用によって間接的に咳を抑えてくれるお薬と考えて良いと思います。
例えば、気管支喘息では気管支に炎症を起こし気管が狭くなり、さらに分泌液(痰)が増えます。
そういう時はステロイド(吸入や内服)を使用して炎症を抑え、気管支拡張薬(ホクナリンやメプチンなど)を使って気管支を広げ、さらに去痰薬(ムコダイン、ムコサールなど)を使用して痰を出しやすくすることで咳を減らす。という方法が考えられるわけです。
(もちろんすべての喘息にこの治療をするわけではありません)
こんな時に中枢性鎮咳薬を使用すると、せっかく痰を出す為の咳が抑えられてしまいます。
なので気管支喘息の場合は所謂『咳止め』はほとんど使わないと思いますし、あまり効果も期待できないと思います。
副鼻腔炎で後鼻漏(鼻がのどに流れこむ)が多く咳が出ている場合は抗生剤を使用して鼻水を減らすことが咳を止めることにもなりますし、胃食道逆流症で胃酸が逆流しその刺激によって咳がでる場合は胃酸を抑えるPPI(プロトンポンプ阻害薬)やH2ブロッカーといった胃酸を抑えるお薬が咳を抑えることになります。
原因によってアレルギーの薬が咳止めになったり、抗生剤が咳止めになることもあるわけです。
咳の患者さんは非常に多いのですが、原因もわからず漫然と中枢性鎮咳薬を使用し続けるのは何の治療にもならないので、なんやかんやと原因を考えながら、必要な時は咳止めを使用しつつ治療を行います(^^)
いきなりですが、花粉症ネタも時期外れになってきたので咳の話です。
咳の原因についてはだいぶ前にまとめました。
>せきの原因(1)副鼻腔炎
>せきの原因(2)喉頭アレルギー
>せきの原因(3)胃食道逆流症
>せきの原因(4)薬剤性・気道異物・百日咳
本当は咳の原因について書く前に書くべきだったかもしれませんが(^-^;
まず、咳とは?
咳はもともと、体に備わっている防衛のための反応です。
例えば、食べ物や飲み物が気管に入ろうとすると激しく咳がでます。
これは肺に食べ物や飲み物が入らないようにする反射です。
この反射が弱くなってしまうと、誤嚥性肺炎の原因になります。
変な言い方ですが、この咳は人間にとって『必要な咳』です。
もともと気管支の粘膜からは絶えず分泌液が出ています。
この分泌液が外から入り込んだホコリやウィルスなどの異物を絡めとります。
これがそのままだと呼吸の妨げとなってしまうので口の方に出そうと咳が出ます。
簡単に言うと痰を出す為の咳で、これも『必要な咳』。
ただし、炎症やアレルギーなどが原因で実際には痰がそこまで多くないのに、気道が敏感になってしまいちょっとした刺激で咳が出てしまうことがあります。
これは本来『不必要な咳』です。
咳が続くことで更にのどを痛めたりもします。
実際には『必要な咳』も『不必要な咳』も混じっていることもあり、こんな単純にはいかないわけですが(^-^;
止めた方が良い咳と止めない方が良い咳があるわけです。
単純に『咳⇒咳止め』ではダメということですね。
咳の原因をしっかり見極める必要があります。
次に咳止めについてです。正式には鎮咳薬(ちんがいやく)ですね。
一般的に使用される頻度が多い咳止めを挙げてみます。
麻薬性中枢性鎮咳薬
コデインリン酸塩、リン酸コデイン
非麻薬性中枢性鎮咳薬
アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩)
メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩化和物)
アストミン(ジメモルファンリン酸塩)
この辺りがよく使用される咳止めかと思います。
麻薬性というのは、読んで字のごとく麻薬が入っているということです。
コデインという麻薬になるわけですが、咳止めで使用されるのは簡単に言うと成分を薄くしており法律上は麻薬扱いにはなりません。
中枢性鎮咳薬は脳の咳中枢を抑制することで咳を止めるように働きます。
単純に咳の反射を抑えるわけですね。
なので、咳の元々の原因を抑えずに延々とこういった咳止めを続けるのは『治療』にはなりませんし、だいたいそういった時って咳止めの効果もイマイチ(^-^;
『中枢性』があるということは、『末梢性』もあるということですが...
それは次回に(^^)/
まだヒノキ花粉症が続いていますが、今回はスギ花粉の舌下免疫療法のお話です。
舌下免疫療法の詳しい話は⇒コチラ
リンク先で書いていますが、スギ花粉の舌下免疫療法に使用するお薬は『シダトレン』と『シダキュア』の2種類があり、これまでは『シダトレン』が中心でした。
この『シダトレン』は液体のお薬で特に最初の方は『1回何滴』という風に微妙な調整が必要だったり、冷所に保管が必要だったり、なかなか面倒(^-^;
しかしもう一つの舌下免疫療法のお薬『シダキュア』は錠剤になりますので、冷所保管の必要もなく旅行などにも持っていきやすくなります。
さらに『シダトレン』は12歳以上しか処方できませんが、『シダキュア』は年齢制限がなく5歳以上であれば問題なく行えるとされています。
(5歳以下で花粉症で困っているお子さんも少ないでしょうが)
また、『シダキュア』の方が1回当たりの用量が多く効果も良いのでは?というデータもあります。
というわけで、良いこと尽くめのような『シダキュア』ですが、昨年発売され、当院ではまだ使用しておりません。
その理由は、「新しいお薬は2週間までしか処方できない」という決まりがあるため。
しかし!
来月からこの処方制限がなくなります(^^♪
その一方、『シダトレン』は今後製造中止になっていくそうです(・_・;)
というわけで、これから舌下免疫療法を希望される方は基本的に『シダキュア』を使用していくことになります。
これまで『シダトレン』を使用していて、今後も継続が必要な方は『シダキュア』に変更も可能です。
しかしなぜ『シダトレン』を製造中止にしなくてはならないのか...
メーカーの方に聞いてみたところ、『シダトレン』も『シダキュア』もスギの花粉を原料に作られているので、両方作るには原料が不足するということでした。
『安心の国産スギ花粉を使ってますから(; ・`д・´)!!』
だそうです(^-^;
一昨日3月26日、熊本で桜の開花宣言がだされました。
(この写真は去年のですが...(^-^;)
耳鼻科医がよく使う言葉
『桜が開花するとヒノキの花粉症の時期』
というわけで...
花粉飛散予報も『ヒノキ中心』となっています。
しかも明日からずっと『非常に多い』予報((+_+))
スギ花粉症の方の多くはヒノキ花粉症もあると言われています。
スギヒノキ両方なら、2月中旬から5月初旬まで花粉症に悩まされるわけです。
その時期が過ぎるとスギ花粉の舌下免疫療法が開始できる時期になります。
今年の花粉はかなり苦しんだ方も多く、免疫療法に興味が出た方も多いかもしれません。
詳しくはコチラ
⇒『舌下免疫療法のページ』
このページ内に書いてますが、「シダキュア」というお薬が今年の5月から1か月処方可能になります。
これまでスギ花粉の舌下免疫療法では「シダトレン」という液体のお薬がメインでしたが、「シダキュア」は錠剤タイプになりますので、旅行などでも持ち運びやすかったり便利かと思います。
今年花粉症がひどくて大変だった方は検討ください。
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