たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2016.06.09 | Category: 医療系のお話

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雨も多く、蒸し暑い日が続いています。


今回から前回にも書きましたように咳の原因について一つ一つ書いていきます。
咳の話ですが、いきなり鼻の病気からです。

鼻は呼吸の入り口で、吸った空気(吸気)に湿気を加えたり、温めたり、異物を除去したり、匂いを感じる場所です。

副鼻腔とは鼻腔からつながる空洞で

①上顎洞(目の下)
②前頭洞(おでこ)
③篩骨洞(目と目の間)
④蝶形洞(篩骨洞の奥)
以上の4つからなります。

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その働きは、「表面積を広くし、鼻の機能を高めている。」「頭部を球形に近づけることで外力に強くする。」「空洞化により軽量となり頸椎への負担を軽くしている。」などなど諸説あります。

その副鼻腔に炎症(膿が溜まる)が起こった状態が副鼻腔炎(蓄膿症)です。



症状
鼻閉(鼻がつまる)、鼻汁(ねばねばした黄色い鼻水)、頭痛(頭が重い感じ)、嗅覚障害(においがしにくい、くさい臭いがする)などがあげられます。


そして鼻水がのどに流れる(後鼻漏)を来すことがあるのです。


この後鼻漏が急性・慢性の喉頭炎、気管支炎を引き起こしたり、または直接喉頭・気管を刺激することで咳の原因となります。


就寝時や起床時に症状がでやすく、慢性呼吸器疾患(慢性気管支炎、気管支拡張症、細気管支炎など)の一因となることもあります。



診断
鼻の中の診察、レントゲン撮影、必要時はCT検査まで行います。


治療
抗生剤や去痰剤を使用します。

また、特殊な治療法にマクロライド少量長期投与という方法があります。マクロライド系といわれる抗生剤を通常の半分の量で長期間(3~4か月)内服していただく方法で、長い時間がかかりますが、副作用も少なく、呼吸器内科でもCOPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)などでも行われます。


ただし、薬だけで治らなかったり、鼻ポリープ(鼻茸)の合併や特殊な副鼻腔炎(真菌症など)では手術を要することもあります。




咳が続く方の中でも特に痰が多かったり、鼻詰まりがある方は副鼻腔炎の可能性もあります。
炎症が強くなると痛みが強くなり、場合によっては目や脳にまで炎症が波及することもある病気です。
症状が強くなる前に受診をお願いします。


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前回紹介しましたポケットティッシュは受付と診察室に置いています。
必要な方はどうぞご自由にお持ち下さい。

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