熊本の耳鼻咽喉科トップ > 舌下免疫療法
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舌下免疫療法とは?
アレルギー性鼻炎の患者さんは2.5人に1人と言われるほど多い病気です。
その中でもスギ花粉症も増加しており、4人に1人はスギ花粉症と言われています。
さらに最近は低年齢化も指摘されており、15歳以下のスギ花粉症は10年前の2倍に達しています。
舌下免疫療法の登場
アレルギー性鼻炎が「国民病」と呼ばれている中、登場したのが舌下免疫療法です。
簡単に言うとアレルギーの原因となっている物質を少しずつ毎日投与することにより、体が慣れてきてアレルギーが出にくいように体質を変えていく治療法です。
以前から皮下注射による減感作療法というものはあったのですが、あまり一般的な治療としては広がりませんでした。(注射が痛い、何度も通院するのが大変)
そこで舌下投与により自宅での治療が可能な治療法として舌下免疫療法が注目されています。現在、スギ花粉とダニ(ハウスダスト)に対するお薬があります。
簡単に言うとアレルギーの原因となっている物質を少しずつ毎日投与することにより、体が慣れてきてアレルギーが出にくいように体質を変えていく治療法です。
以前から皮下注射による減感作療法というものはあったのですが、あまり一般的な治療としては広がりませんでした。(注射が痛い、何度も通院するのが大変)
そこで舌下投与により自宅での治療が可能な治療法として舌下免疫療法が注目されています。現在、スギ花粉とダニ(ハウスダスト)に対するお薬があります。
適応
血液検査でアレルギーがあるかを調べます。その結果、スギ花粉、ダニのアレルギーがあった方でも以下の項目にあてはまると適応外となってしまいます。
◎妊娠されている方、および近いうちに妊娠希望の方
◎重症の喘息をお持ちの方
◎重い心臓の病気をお持ちの方
◎がんの治療中の方
◎免疫不全の病気をお持ちの方、または治療で免疫抑制剤を使用している方
◎高血圧の治療でβ遮断薬という薬を内服している方(薬を変更すれば治療可能です)
◎重症の喘息をお持ちの方
◎重い心臓の病気をお持ちの方
◎がんの治療中の方
◎免疫不全の病気をお持ちの方、または治療で免疫抑制剤を使用している方
◎高血圧の治療でβ遮断薬という薬を内服している方(薬を変更すれば治療可能です)
治療効果について
免疫療法は現在、花粉症を治すことができる唯一の治療法と言われており、80%程度の確率で治療効果を期待できます。ただし、完全に症状がでなくなる方は20%程度です。
また、開始後すぐに効果がでるわけではありません。長い期間をかけて徐々に効果がでると考えてください。
また、開始後すぐに効果がでるわけではありません。長い期間をかけて徐々に効果がでると考えてください。
副作用
◎口の中の浮腫(むくみ)、かゆみ、違和感 ◎咽頭の刺激感・不快感 ◎口唇の腫れ
など、軽い副作用がほとんどです。
アナフィラキシーショックという非常に強いアレルギー症状の報告はほとんどありません。
アナフィラキシーショックという非常に強いアレルギー症状の報告はほとんどありません。
スギ花粉症に対する舌下免疫療法
治療はスギ花粉のシーズンを避けてスタートします(5月~12月)。
スギ花粉を含むお薬を舌の下に置き、しばらくそのままにして飲み込みます。
その後5分間はうがいや飲食を控えてください。
これを下記のスケジュールで3年以上毎日行うことになります。
※最初の1回目は副作用の出現があるか注意が必要なので、院内で服用していただき、30分程度待機をお願いしております。
スギ花粉を含むお薬を舌の下に置き、しばらくそのままにして飲み込みます。
その後5分間はうがいや飲食を控えてください。
これを下記のスケジュールで3年以上毎日行うことになります。
※最初の1回目は副作用の出現があるか注意が必要なので、院内で服用していただき、30分程度待機をお願いしております。
シダキュア
錠剤のお薬になります。5歳以上から使用可能です。
ダニ(ハウスダスト)アレルギーに対する舌下免疫療法
ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類に対するアレルギーの治療です。
お薬を舌の下に置き、1分間そのままにして飲み込みます。
その後5分間はうがいや飲食を控えてください。
これを下記のスケジュールで3年以上は続けることになります。
お薬を舌の下に置き、1分間そのままにして飲み込みます。
その後5分間はうがいや飲食を控えてください。
これを下記のスケジュールで3年以上は続けることになります。
(最初の1回目は副作用の出現があるか注意が必要なので、院内で服用していただき、30分程度待機をお願いしております)
小児の舌下免疫療法について
スギ花粉症、ダニアレルギーとも5歳以上であれば大人と同じように舌下免疫療法を行うことができます。お薬の量やスケジュールも大人と同じです。
治療を行う目安として
・アレルギーの検査ができる(採血、もしくは『イムノキャップラピッド』でも可)・舌下(ベロの下)にお薬を1分間置いておける
・副作用の症状を訴えることができる
・毎日3年間以上続けることを理解できる
・舌下投与の前後2時間は運動・入浴しないことを理解できる
長期にわたる治療になりますので、ご家族の協力は不可欠です。
お薬の管理や副作用症状の確認など、ご家族への負担もありますので、しっかりと相談してから開始するようにしています。
お薬の管理や副作用症状の確認など、ご家族への負担もありますので、しっかりと相談してから開始するようにしています。
当院ではお母さん、お父さん、兄弟姉妹で一緒に舌下免疫療法を始めるお子さんも多いです。
一緒に治療することによって、飲み忘れが減り、継続することができます。
一緒に治療することによって、飲み忘れが減り、継続することができます。
熊本市の耳鼻咽喉科 高村耳鼻咽喉科医院
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26 ■診療時間 ●月〜火・木〜金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00 ■休診日 日曜・祝祭日
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