熊本の耳鼻咽喉科トップ > 鼻の悩み
よくある病気
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※当院で行えない検査・治療・手術等につきましては適切な病院にご紹介させていただくことがあります。
アレルギー性鼻炎
日本の総人口の約40%(2.5人に1人)がかかっていると言われるほど多い病気です。
人数が多いため、たかがアレルギー性鼻炎と思われることもありますが、様々なことに影響します。
人数が多いため、たかがアレルギー性鼻炎と思われることもありますが、様々なことに影響します。
・鼻づまりがあることで、口呼吸になってしまう⇒のどの渇きや痛み・違和感・かゆみ
・よく眠れなくなる⇒日中の眠気、集中力の低下、イライラ感、全身がだるい
・においが感じにくくなる⇒食事が美味しくない、ガス漏れなどの危険なにおいに気づかない
・よく眠れなくなる⇒日中の眠気、集中力の低下、イライラ感、全身がだるい
・においが感じにくくなる⇒食事が美味しくない、ガス漏れなどの危険なにおいに気づかない
とある海外の調査ではアレルギー性鼻炎によって集中力・判断力・作業効率が低下することで年間の生産損失額が600ドルにものぼったと報告されています。これは片頭痛、うつ病、喘息など他の疾患の数倍です。
学生の場合は、試験中アレルギー性鼻炎の症状があると成績が低下するリスクが上がることも報告されています。
学生の場合は、試験中アレルギー性鼻炎の症状があると成績が低下するリスクが上がることも報告されています。
症状
透明な鼻水、鼻づまり、くしゃみが代表的な症状です。
鼻水はサラサラして時に鼻からダラダラと流れ出るほど大量に出ます。
くしゃみは何回も連続して出るのが特徴です。
また、目がかゆい(アレルギー性結膜炎)、のどがイガイガする、顔が腫れぼったい感じがするなどの症状を合併することもあります。
鼻水はサラサラして時に鼻からダラダラと流れ出るほど大量に出ます。
くしゃみは何回も連続して出るのが特徴です。
また、目がかゆい(アレルギー性結膜炎)、のどがイガイガする、顔が腫れぼったい感じがするなどの症状を合併することもあります。
予防
治療の第一は予防からです。アレルギーの原因物質(アレルゲン)との接触を避けることが基本です。
◎通年性アレルギーの予防法
1年中症状がある(通年性)の場合はハウスダストが原因であることが多いので家のほこり、ダニ対策が重要です。
・室内の掃除には排気循環式の掃除機を用いる。
1回につき1平方メートル当たり20秒の時間をかけ、週に2回以上掃除する。
・布製ソファやカーペットの使用、畳はできるだけやめる。
・ベッドのマット、ふとん、枕にダニを通さないカバーをかける。
・部屋の湿度を50%、室温を20~25℃に保つよう努力する。
また、ペットを室内で飼っている方は「カーペット」よりも「フローリング」が推奨されています。
1年中症状がある(通年性)の場合はハウスダストが原因であることが多いので家のほこり、ダニ対策が重要です。
・室内の掃除には排気循環式の掃除機を用いる。
1回につき1平方メートル当たり20秒の時間をかけ、週に2回以上掃除する。
・布製ソファやカーペットの使用、畳はできるだけやめる。
・ベッドのマット、ふとん、枕にダニを通さないカバーをかける。
・部屋の湿度を50%、室温を20~25℃に保つよう努力する。
また、ペットを室内で飼っている方は「カーペット」よりも「フローリング」が推奨されています。
◎季節性アレルギーの予防法
特定の季節だけ症状が出る(季節性)の場合はスギ、ヒノキ、ハンノキなどが原因の春に発症するタイプ。ブタクサ、ヨモギなどが原因の秋に発症するタイプ。イネ科などが原因で不定期に発症するタイプがあります。 これらの花粉が原因の季節性アレルギーの予防法は以下のようになっています。
・花粉情報に注意する。
・飛散の多い時期は外出を控える。
・飛散の多いときは窓や戸をしめておく。
・飛散の多いときの外出はマスク、メガネを使う。
・表面がケバケバした毛織物などのコートの使用は避ける。
・外から帰ったら、衣服や髪の花粉をよく払ってから家に入る。
・外から帰ったら、洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
・こまめに掃除を励行する。
特定の季節だけ症状が出る(季節性)の場合はスギ、ヒノキ、ハンノキなどが原因の春に発症するタイプ。ブタクサ、ヨモギなどが原因の秋に発症するタイプ。イネ科などが原因で不定期に発症するタイプがあります。 これらの花粉が原因の季節性アレルギーの予防法は以下のようになっています。
・花粉情報に注意する。
・飛散の多い時期は外出を控える。
・飛散の多いときは窓や戸をしめておく。
・飛散の多いときの外出はマスク、メガネを使う。
・表面がケバケバした毛織物などのコートの使用は避ける。
・外から帰ったら、衣服や髪の花粉をよく払ってから家に入る。
・外から帰ったら、洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
・こまめに掃除を励行する。
前述した通年性アレルギー予防法も厚生労働科学研究費補助金を受けて運営されているリウマチ・アレルギー情報センターが提供している「鼻アレルギーガイドライン」に記載されています。
いずれにせよ、原因を体の中にいれないことが大切です。
いずれにせよ、原因を体の中にいれないことが大切です。
治療
抗アレルギー剤、ステロイド点鼻薬(スプレー)などの薬物療法が基本です。
「鼻水が多い」「鼻づまりが強い」「かゆみが強い」等の症状に合わせて薬の種類を検討します。 そしてスギ花粉症・ダニアレルギーに対しては「舌下免疫療法」が開始されております。 根本的な治療であり、お困りの方は是非一度専用ページをご覧ください。 >「舌下免疫療法」のページへ
「鼻水が多い」「鼻づまりが強い」「かゆみが強い」等の症状に合わせて薬の種類を検討します。 そしてスギ花粉症・ダニアレルギーに対しては「舌下免疫療法」が開始されております。 根本的な治療であり、お困りの方は是非一度専用ページをご覧ください。 >「舌下免疫療法」のページへ
副鼻腔炎
副鼻腔とは鼻腔からつながる空洞で
1.上顎洞(目の下)
2.前頭洞(おでこ)
3.篩骨洞(目と目の間)
4.蝶形洞(篩骨洞の奥)
以上の4つからなります
これらの副鼻腔に炎症(粘膜が腫れる、膿がたまる)が起こった状態が副鼻腔炎です。
副鼻腔炎にもいろいろな種類があります
1.上顎洞(目の下)
2.前頭洞(おでこ)
3.篩骨洞(目と目の間)
4.蝶形洞(篩骨洞の奥)
以上の4つからなります
これらの副鼻腔に炎症(粘膜が腫れる、膿がたまる)が起こった状態が副鼻腔炎です。
副鼻腔炎にもいろいろな種類があります
●急性副鼻腔炎
風邪をひいたときなど、ウイルスや細菌が鼻腔に感染して炎症を起こし、それが副鼻腔にまで及ぶことで起こります。
炎症のために粘膜が腫れ、副鼻腔内の分泌物や膿などがうまく外に出せなくなって副鼻腔に貯留し、急性副鼻腔炎となってしまうのです。
風邪による鼻づまりの悪化を放っておくと、単なる鼻炎が急性副鼻腔炎になってしまうこともあります。
◎症状
鼻水・鼻づまり・咳・痰・頭痛・頬部痛などです。
特に鼻水は黄色や緑色で粘り気が強いのが特徴です。くさい感じがしたり、においが感じにくくなることもあります。 痛みは炎症が起こっている副鼻腔の位置によります。上顎洞に炎症が起こるとほほの痛み、前頭洞であればおでこあたりの痛みなどです。 「下を向くと痛みがある」という症状もよく見かけます。
◎治療
抗生剤などの内服に加え、鼻の中の清掃、薬を吸入するネブライザーも使用します。 温めた生理食塩水で鼻の中を洗う「鼻洗浄」も効果的な場合があります。
炎症が進行すると、脳にまで炎症が及んで髄膜炎になったり、目に及んで視力が落ちたりすることもある病気です。 小児では中耳炎の原因にもなりますので、早めの治療が大切です。
鼻水・鼻づまり・咳・痰・頭痛・頬部痛などです。
特に鼻水は黄色や緑色で粘り気が強いのが特徴です。くさい感じがしたり、においが感じにくくなることもあります。 痛みは炎症が起こっている副鼻腔の位置によります。上顎洞に炎症が起こるとほほの痛み、前頭洞であればおでこあたりの痛みなどです。 「下を向くと痛みがある」という症状もよく見かけます。
◎治療
抗生剤などの内服に加え、鼻の中の清掃、薬を吸入するネブライザーも使用します。 温めた生理食塩水で鼻の中を洗う「鼻洗浄」も効果的な場合があります。
炎症が進行すると、脳にまで炎症が及んで髄膜炎になったり、目に及んで視力が落ちたりすることもある病気です。 小児では中耳炎の原因にもなりますので、早めの治療が大切です。
●慢性副鼻腔炎
「急性副鼻腔炎」の症状が改善せずに長引き、目安として8週間から12週間以上続くと、「慢性副鼻腔炎」と診断されます。
もともとアレルギー性鼻炎などがあると慢性化しやすく、また、気管支ぜんそくや慢性気管支炎など、気管支に慢性の炎症が続く病気と慢性副鼻腔炎をあわせ持ったものを「副鼻腔気管支症候群」と呼びます。この副鼻腔気管支症候群になると、免疫力が下がったり、細菌に対する気道の防御機能が低下することにより慢性の細菌感染が起こり、 鼻と気管支の両方に様々な悪影響を及ぼします。
◎症状
「急性副鼻腔炎」と比べると症状は軽いことが多いです。
鼻づまり、頭痛・頭が重い感じ、鼻水がのどに流れる(後鼻漏)、においがしにくい・イヤなにおいがするなどです。周りの方に口臭を指摘されることもあります。
◎治療
「急性副鼻腔炎」と同様に鼻の清掃、ネブライザー治療などに加えて抗生剤などを使用します。 特に「マクロライド少量長期投与」という、少量の抗生剤を長期間内服する方法が有効です。 治療期間は数か月かかることもあり根気強く治療をすることが大切です。 お薬による治療で改善しない場合は手術を検討することになります。
「急性副鼻腔炎」と比べると症状は軽いことが多いです。
鼻づまり、頭痛・頭が重い感じ、鼻水がのどに流れる(後鼻漏)、においがしにくい・イヤなにおいがするなどです。周りの方に口臭を指摘されることもあります。
◎治療
「急性副鼻腔炎」と同様に鼻の清掃、ネブライザー治療などに加えて抗生剤などを使用します。 特に「マクロライド少量長期投与」という、少量の抗生剤を長期間内服する方法が有効です。 治療期間は数か月かかることもあり根気強く治療をすることが大切です。 お薬による治療で改善しない場合は手術を検討することになります。
●好酸球性副鼻腔炎
厚生労働省の指定難病にもなっている副鼻腔炎です。
「好酸球性中耳炎」でも記載していますが、白血球の一種である好酸球が鼻の中で増加します。抗生剤の効果が乏しく、非常に治療が難しい病気です。
>好酸球性中耳炎へ
「好酸球性中耳炎」でも記載していますが、白血球の一種である好酸球が鼻の中で増加します。抗生剤の効果が乏しく、非常に治療が難しい病気です。
>好酸球性中耳炎へ
◎症状
他の副鼻腔炎と同様に鼻づまりがでることが多いですが、特徴として
・鼻茸(ポリープ)が多発する
・においが感じにくくなる
・喘息の合併が多い
・抗生剤が効かないことが多い
・手術しても再発率が非常に高い
特に嗅覚障害が初期から出やすいのが特徴となります。
◎治療
治療法はまだ確立していないのが現状ですが、主にステロイドを使用します。 手術を行っても再発することが多く、何度も手術を受けることもあります。
他の副鼻腔炎と同様に鼻づまりがでることが多いですが、特徴として
・鼻茸(ポリープ)が多発する
・においが感じにくくなる
・喘息の合併が多い
・抗生剤が効かないことが多い
・手術しても再発率が非常に高い
特に嗅覚障害が初期から出やすいのが特徴となります。
◎治療
治療法はまだ確立していないのが現状ですが、主にステロイドを使用します。 手術を行っても再発することが多く、何度も手術を受けることもあります。
●副鼻腔真菌症
真菌(カビ)が原因で起こる副鼻腔炎です。
◎高齢
◎抗生剤・ステロイドなどの薬剤をよく使用する
◎糖尿病
などの方に見られることが多い病気です。
副鼻腔(特に上顎洞)にカビの塊(真菌塊)を作ることが多くfungus ballと呼ばれます。
◎高齢
◎抗生剤・ステロイドなどの薬剤をよく使用する
◎糖尿病
などの方に見られることが多い病気です。
副鼻腔(特に上顎洞)にカビの塊(真菌塊)を作ることが多くfungus ballと呼ばれます。
◎症状
片側だけ症状のことがほとんどです。
悪臭がする鼻水が出てきたり、チーズのようなものがでてくることもあります。 病気が進むと頬の痛みや腫れが出現します。 特に免疫力が落ちた重度の糖尿病の方などでは脳や目まで病気が進むことがあり、高熱、頭痛、眼球突出などを起こします。
◎治療
基本的に手術をお勧めします。カビに対する抗真菌薬を用いることもありますが、まずは手術でカビの塊をきれいに清掃することが重要です。
片側だけ症状のことがほとんどです。
悪臭がする鼻水が出てきたり、チーズのようなものがでてくることもあります。 病気が進むと頬の痛みや腫れが出現します。 特に免疫力が落ちた重度の糖尿病の方などでは脳や目まで病気が進むことがあり、高熱、頭痛、眼球突出などを起こします。
◎治療
基本的に手術をお勧めします。カビに対する抗真菌薬を用いることもありますが、まずは手術でカビの塊をきれいに清掃することが重要です。
鼻腔異物
主にこどもで問題になります。鼻の中におもちゃや豆類などの食物、BB弾などを入れてしまった状態です。
大人でもティッシュを詰め込んで取れなくなったりします。
特に気をつけなくてはならないのが、ボタン電池です。
鼻の中の粘膜がただれてしまい、鼻中隔(左右の鼻を分ける仕切り)に穴があいてしまうこともあります。 小さな磁石も注意が必要です。
大人でもティッシュを詰め込んで取れなくなったりします。
特に気をつけなくてはならないのが、ボタン電池です。
鼻の中の粘膜がただれてしまい、鼻中隔(左右の鼻を分ける仕切り)に穴があいてしまうこともあります。 小さな磁石も注意が必要です。
症状
食物を入れた場合は、腐ったようなにおいがしてくることがあります。
また、異物が鼻の中にあることで鼻水もでやすくなります。周りの粘膜を傷つけてしまうと痛みも出現します。
治療
異物を摘出しますが、こどもが痛みで暴れる場合などは全身麻酔をかけて摘出することもあります。
予防
一番は子供の手の届く場所に鼻の穴や耳の穴に入るものを置かないことです。
耳内異物の頁もありますので、ご参照ください。 >耳内異物へ
耳内異物の頁もありますので、ご参照ください。 >耳内異物へ
鼻出血
最も出血の原因として多い場所はキーゼルバッハ部位といいます。鼻中隔(左右の鼻を分ける仕切り)の前の方です。
鼻出血の止血法
1. 小鼻(鼻の外側のふくらみ)を親指と人さし指で強くつまむようにして圧迫します。
ティッシュを鼻の中に入れるのは軽く詰めるだけにしてください。
奥まで入れると逆に傷つけることもあります。
2. イスがあったら腰掛け、頭を軽く下げて安静にしてください。
のどの方ヘ流れてきた血液は静かに吐き出し、飲み込まないようにしてください。
鼻血を飲み込むと気分が悪くなり、吐いてしまうこともあります。
3. そのままの姿勢で、10分間程度様子を見ましょう。
4. それでも止血しない場合は、出血している側を下にして横に寝て冷やしながら来院してください
ティッシュを鼻の中に入れるのは軽く詰めるだけにしてください。
奥まで入れると逆に傷つけることもあります。
2. イスがあったら腰掛け、頭を軽く下げて安静にしてください。
のどの方ヘ流れてきた血液は静かに吐き出し、飲み込まないようにしてください。
鼻血を飲み込むと気分が悪くなり、吐いてしまうこともあります。
3. そのままの姿勢で、10分間程度様子を見ましょう。
4. それでも止血しない場合は、出血している側を下にして横に寝て冷やしながら来院してください
病院での止血
止血剤をしみこませたガーゼで圧迫したり、出血している位置によっては血管を焼いて止血します。
出血が大量で止血困難な時はガーゼを鼻いっぱいに詰めることもします。
鼻出血の予防
アレルギー性鼻炎などをお持ちの方は寝ている間に鼻を触ってしまい、出血の原因となります。鼻水が多くなくてもかゆい感じが強いときは抗アレルギー薬で抑えることも一つの選択肢です。
また、こどもの爪が伸びてないかもチェックしてください。伸びた爪で触ると粘膜は簡単に傷つきます。
嗅覚障害
においがしない、感じにくいといった症状が代表的です。
嗅覚障害は気導性、嗅神経性、中枢性の3つに分けられます。
嗅覚障害は気導性、嗅神経性、中枢性の3つに分けられます。
◎気導性
においが『嗅裂』という鼻の中のにおいを感じる部分へ届かないことによるもの
原因:副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など
◎嗅神経性
『嗅裂』にある嗅細胞の障害によるもの
原因:風邪をひいた後など、ウィルスによるにおいの神経(嗅神経)の障害(感冒後嗅覚障害)、薬物による障害など
◎中枢性
中枢神経組織の障害によるもの
原因:頭部の外傷、アルツハイマー病、パーキンソン病など
においが『嗅裂』という鼻の中のにおいを感じる部分へ届かないことによるもの
原因:副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など
◎嗅神経性
『嗅裂』にある嗅細胞の障害によるもの
原因:風邪をひいた後など、ウィルスによるにおいの神経(嗅神経)の障害(感冒後嗅覚障害)、薬物による障害など
◎中枢性
中枢神経組織の障害によるもの
原因:頭部の外傷、アルツハイマー病、パーキンソン病など
においが分からないと味も感じにくくなり食べ物が美味しく感じられないだけでなく、食べ物の腐ったにおいがわからなかったり、ガス漏れのにおいがわからなかったり、日常生活に多大な影響を及ぼしてしまいます。
嗅覚障害の検査としては、まず鼻の中の観察が非常に重要です。必要時は内視鏡を使用してしっかり観察します。 また、アリナミン試験というものがあります。にんにく注射にも使用されるアリナミン(ビタミンB1)を注射し、においを感じるか検査することで、原因部位を推定します。
嗅覚障害の検査としては、まず鼻の中の観察が非常に重要です。必要時は内視鏡を使用してしっかり観察します。 また、アリナミン試験というものがあります。にんにく注射にも使用されるアリナミン(ビタミンB1)を注射し、においを感じるか検査することで、原因部位を推定します。
治療
気導性嗅覚障害でアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの原因があればその治療を行います。難治の場合ステロイドの点鼻(鼻の中にいれる)を使用することもあります。
また、鼻の中にポリープがあったり、薬で改善しない場合は手術も選択肢になることもあります。
嗅神経性嗅覚障害の場合、当帰芍薬散などの漢方を使用します。神経を成長させる働きがあるため、アルツハイマーにも有効という報告があります。
また、近年では嗅覚のリハビリが非常に大事と言われています。嗅覚刺激療法と呼ばれており、においを繰り返し嗅ぐことで回復を促すというものです。必要時はリハビリの方法なども指導させていただきます。
改善には数か月かかる場合もありますが、ご高齢でもあきらめずに治療を続けることが大切です。
また、鼻の中にポリープがあったり、薬で改善しない場合は手術も選択肢になることもあります。
嗅神経性嗅覚障害の場合、当帰芍薬散などの漢方を使用します。神経を成長させる働きがあるため、アルツハイマーにも有効という報告があります。
また、近年では嗅覚のリハビリが非常に大事と言われています。嗅覚刺激療法と呼ばれており、においを繰り返し嗅ぐことで回復を促すというものです。必要時はリハビリの方法なども指導させていただきます。
改善には数か月かかる場合もありますが、ご高齢でもあきらめずに治療を続けることが大切です。
熊本市の耳鼻咽喉科 高村耳鼻咽喉科医院
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26 ■診療時間 ●月〜火・木〜金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00 ■休診日 日曜・祝祭日
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