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もぐらタイムズ
まだ5月ですが蒸し暑い日が続いています。
当院も昨日、エアコンの洗浄を業者に行っていただき、出来るだけ快適な環境を提供できればと考えております。
さて、題名の通り、咳のお話です。
耳鼻咽喉科の外来では細菌による炎症・感染(急性中耳炎や副鼻腔炎など)は減ってきておりますが、逆に増えているのがアレルギー疾患です。
細菌による急性中耳炎に代わり、アレルギーによる好酸球性中耳炎。副鼻腔炎(蓄膿症)に代わって好酸球性副鼻腔炎など、治療が困難なものも増えております。
TV番組や新聞などでも最近よく取り上げられますが、これは食生活や住環境など、生活習慣の変化が関係していると言われています。
アレルギー疾患の代表としましては、アレルギー性鼻炎(花粉症など)の他に気管支喘息やアトピー性皮膚炎などがよく知られていますし、食物アレルギーも注目されております。
咳の原因としてアレルギーは非常に重要となります。
日々の診療の中で症状に咳と鼻水は多く見られます
耳鼻咽喉科では 主に上気道(鼻・口から気管まで)が原因と思われる咳に対して、肺なども考慮しつつ診療しております。
(必要があれば呼吸器内科の施設にご紹介することもあります)
そこで何回かに分けて簡単ですがなるべく判りやすく「咳の原因」についてアレルギー・鼻水の話も含めて書いていこうと思います。
皆さんの健康に、快適な日常生活に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後に、このたび当院では電子カルテシステムの導入を進めております。現在頑張って訓練中です(院長苦戦中です)
あの震災から早くも1か月が経とうとしています。
当院も本震後1週間は水道も出ず、機材の消毒もできない状態でしたが、最低限の診察と処方のみさせていただいていました。
壊れた検査機器もありましたが、徐々に入れ替え、現在は通常通りの診療を行えております。
当院は本年3月に開院30周年を迎え、4月から常勤医師が2名になり新しいスタートを切ったばかりで出鼻を挫かれてしまいましたが、震災後、避難所や車中で生活された方々には体調を崩される方も多く、少しでもお力になれればと当院スタッフ一同頑張っております!
特に最近多くいらっしゃるのが、家の片づけをされてほこりを吸い込んでから鼻、のどの不調が続いている方々です。
もともとアレルギー性鼻炎を持たれている方は特に症状が強く、余震で眠れない夜がさらに寝苦しくなっているようです。
睡眠は健康の基本です。しっかり治療してみんなで復興へ向けて頑張っていきましょう!
まだまだ寒い日もありますが、先月から少しずつ花粉症の症状が出てきた方が増えてきたようです。
年度末で学校もお仕事も慌ただしい時期にくしゃみや涙、鼻づまりで集中できないのは辛いですね。
ただお薬を使うのではなく、症状による使い分けが重要です。
辛くなる前に、是非ご相談ください。
魚を食べていてのどが「チクッ」
経験のある方もいらっしゃるでしょう。
そんな時
「ごはんを飲み込めばいい!」
これは皆さん聞いたことがあると思います。
でも、これが危険な場合もあるのです。
というのも刺さっていた骨がさらに深く刺さってしまったり(場合によってはのどの粘膜に完全に埋まって取れなくなったり)、傷が広がる可能性があるのです。
そんなときは喉仏(のどぼとけ)を指でつまみ左右に動かしてみてチクリと痛みが走る時は骨が刺さっていることが多いです。また、食事の次の日まで痛みが続くなどあれば耳鼻科受診をお勧めします。
口から見える場所、例えば扁桃腺に骨が刺さっていることもあり、その場合は簡単に取り出せます。
のどの奥に刺さっている場合は内視鏡で取れることもあります。
また、刺さった傷跡だけで何もないこともありますが、刺さったままにしているとどんどん深く刺さっていき、腫れあがってしまい、手術をしないと取り出せないということもあります。
いずれにせよ症状が続くのならば一度受診をお願いします。
魚の骨が刺さることは特にお子さんにも多くみられます。
食事の際はしっかりと気をつけてあげてください。
5月に近づき、GWが始まりました。
行楽地へ行かれる方も多いのではないでしょうか。
そんな中ですが、まだまだインフルエンザの流行は治まっていないようです。
人混みの中に行かれる際は、十分お気をつけください。
暖かくなってきました。
毎年花粉症で悩まれている方々にとっては、嫌な季節かもしれません。
今年九州では花粉の飛散は少ないと予測されていますが、黄砂などの影響もあり、すでにアレルギー症状が出てきている方もいらっしゃるようです。
花粉症は鼻汁、鼻閉、くしゃみ、眼の痒みなどが主な症状であり、症状があるときは仕事や家事が捗らないといった悪影響を及ぼします。
花粉症には『初期療法』という考え方があり、簡単にいうと『症状が出る前から治療を開始する』ことです。
それによって花粉が多くなった後でも症状をコントロールしやすくなるというデータがでています。
治療は内服、点鼻薬が中心となりますが、薬によっては眠気が強く出てしまうことがあります。
症状が出る前からしっかりと薬を選んで使うことが重要になりますので、お早目に御相談ください。
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