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診察日
休診
の診察時間は14:00~15:00です。
もぐらタイムズ
熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ
今日もだいぶ気温が下がってインフルエンザの季節が近づいてきました。
先週だったか熊本でインフルエンザの局地的流行があり学級閉鎖が1か所あったそうです。
当院でも数人検査を行いましたが、全員陰性でした。
さて、今回はインフルエンザのお薬についてです。
以前に"ゾフルーザ(バロキサビルマルボキシル)"という新しいお薬について書きましたので、こちらも参照ください。
(⇒2018.3.6の記事『新・抗インフルエンザ薬』)
このゾフルーザ、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤(長っ!)というお薬です。
まだ新しいので効果についてはっきりと言いづらかったのですが、先日"タミフル(オセルタミビル)"と比較した論文が『New England Journal of Medicine』という超一流雑誌に載りました。
結論から言うと
◎ゾフルーザとタミフルは何も治療しない場合よりも平均1日くらい症状を早く抑える
◎ゾフルーザとタミフルでは、ゾフルーザの方がウィルスの検出期間が短くなる
簡単に言うと、両方のお薬ともインフルエンザの症状は抑える効果は同じくらい。
ただ、ゾフルーザの方がウィルスが速やかに減るので、周囲にうつすリスクは低くなる可能性はある。
ということです。
『ならゾフルーザの方がいいじゃん』
ってなりますが、デメリットもあります。
ゾフルーザのメリット、デメリットをまとめます。
◎メリット
・1回内服するだけで良い
・周囲にうつすリスクを減らせる可能性がある
×デメリット
・体重が10kg以上ないと使用できない。
・顆粒(粉薬)も発売予定だが、これは体重20kg以上ないと使えない。
・値段が高い(タミフルのジェネリックと比べると3割負担で1000円くらい違う)
他のイナビルやリレンザとの比較はまだ発表されてないので何とも言えません。
顆粒が今後、体重の小さなお子さんまで適応が広がればいいですね。
タミフルだと1日2回5日間内服しないといけないし、タミフルのドライシロップは美味しくないのが有名です(^-^;
嫌がるお子さんに5日間もお薬飲ませるのは大変です。
というわけでゾフルーザの顆粒は美味しいことを願います(^^)
前回も書きましたが、10月は特に休診などの予定は御座いません。
詳細は今後書いていきますが、当院は11月から医師を増員予定です!!
診察室が2つしかないので、2診体制は変わりないのですが、さらに皆さんのお役に立てるように進化していきます(^^)
それに伴い、このホームページも改造予定です。
医師の紹介も増えますし、各病気の治療についてなども細かい修正をしています。
前回ホームページを改訂したのは2年位前だったと思いますが、2年あれば病気の治療も多少変化しますからね。
このブログも若干の改造を加えようと思っています。
地道に、時に関係ない話も書きながら続けているこのブログですが、最近さらにアクセス数が増えてまして...
7月にブログのアクセス数が『2年前の10倍近くになりました!』なんて書きましたが
(⇒2018.7.2の記事『7月の予定とブログ人気』)
最近はさらにその10倍近くのアクセス数に(*_*;
(ブログだけでなくHP全体のアクセス数ですが)
その結果...
ブログに画像画像を張り付けようとしたらエラーがでます(;・∀・)
どうやらアクセスが増えてサーバーに負担がかかっているらしいです。
ちなみに炎上しているわけではございません(@_@)
すでに対策してもらい画像貼り付けることもできましたが、今後もアクセスが増えるとブログの引っ越しを検討する必要があるそうです(・_・;)
まぁそれだけ必要とされている情報を発信できていると前向きに考え、今後も続けていきます(^^)/
Posted:2018.10.01 | Category: 医療系のお話
本当に早いものでもう10月です。
10月は休診などの予定は特に御座いません。
ニュースでも大々的に報道されていますが、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されることになりました。
以前からノーベル賞の有力候補だったそうで、素晴らしいですね。
その研究というのが、『PD-1』と呼ばれるタンパク質の発見、そしてそこから『免疫チェックポイント阻害剤』というお薬を生みだしたわけです。
『免疫チェックポイント阻害剤』では『ニボルマブ(商品名オプジーボ)』というお薬が日本で使用されています。
所謂『抗癌剤』とは違うのですが、癌に使用するお薬です。
耳鼻科が治療する頭頸部癌。つまり喉頭癌や咽頭癌などでも認可されており、実際に使用されています。
もちろん、癌に対する効果がしっかり認められており、『免疫チェックポイント阻害剤』は世界中でさらに研究が進められて新しいお薬もどんどん出てきています。
ただ、今回のノーベル賞受賞で気になることが一つ。
ニュースなど見ると多くの報道で『免疫療法』という表現をしています。
オプジーボをはじめ『免疫チェックポイント阻害剤』というのは一般的に言われている『免疫療法』とは違います。
(広い意味で言えば『免疫療法』の一部ではあるのですが...)
『免疫療法』で検索すればわかると思いますが、『免疫力を高めて癌を治す』とか『副作用の少ないがん免疫療法』とかイロイロ出てきます。
ほとんどが自費診療(保険診療で認められていない)で、治療費が高額です。
『免疫チェックポイント阻害剤』のオプジーボはもともと根治切除不能な悪性黒色腫という疾患に対して保険承認を得ました。その後、(細かい条件などは省きますが)肺癌、腎細胞癌、リンパ腫、頭頸部癌、胃癌とドンドン適応が拡大しています。
もちろん、それらの病気に効果があることが認められたから保険で承認されたわけです。
『免疫療法』も様々ありますが、保険診療で認められていない治療というのは基本的に、効果があると証明されていないわけです。
もちろん今後そのような『免疫療法』の効果が証明されるかもしれませんが、現時点では医師の中でも積極的に勧める医師は極少数でしょう。
『免疫チェックポイント阻害剤』と『免疫療法』。
本当はきちんと分けて欲しいのですが(*_*;
ノーベル賞受賞は非常に喜ばしいことですが、それに乗っかって変に『免疫療法』を宣伝しようとしているクリニックがあるようですし( 一一)
『ノーベル賞を受賞した夢のお薬です!』という感じで宣伝して効果が証明されていない病気にまでオプジーボを使用するようなクリニックまであるようです。
(この場合は保険適応ではないので自費になります。)
なんかごちゃごちゃした記事になっちゃいましたが、すでに同じようなことを危惧したブログが続々と書かれているようですね(^-^;
免疫療法については国立がん研究センターのがん情報サービスのページにわかりやすく書かれていますので、そちらもご参照ください(^^)
Posted:2018.09.27 | Category: 雑談
昨日26日は私お休みをいただいていました。
で、何をしていたかと言うと...
健康診断です(@_@)
というわけで、当院の職員全員が健診でお世話になっているT病院に朝一で受診。
腕に番号をつけてもらい
採血を受けます。
身長、体重、腹囲、血圧、視力、聴力測定。
心電図をとって、胸部レントゲン撮影。
そしてドクターの診察へ。
診察室へ入るとすぐに
『先生、この前の集まりに来てなかったよね?』
と攻め立てられます(^-^;
...スイマセンm(__)m
とりあえず、以上の検査は異常なし。
そしてここからがメインイベント
『はじめての胃カメラ』
正確には上部消化管内視鏡検査です(@_@)
(これまで受けたことなかった)
点滴ルートを確保。
(鎮静剤を投与したり、検査中に急変などがあった場合に使用するため)
さぁいよいよ検査開始。
横になってマウスピースをつけます。
『鎮静剤がはいりま~す』
という声が聞こえ、なんだか頭がフワフワ...
鎮静されるってこんな感じなんだぁ...
なんか軽く酔っ払った感じだなぁ...
次の瞬間。
はっ(゜゜)
天井を眺めていました(・_・;)
看護師さん『起きられましたか~?』
あっ、もう検査終わったんすね(^-^;
やっぱりミダゾラム(鎮静剤)って効くんだなぁ
そして検査をしてもらったドクターから検査結果を聞きます。
『結論から言うと、なにも異常ないですね。ここが十二指腸で...』
『最後に咽喉頭ですけど、ここは先生の専門なので...大丈夫でしょう(^^)』
『胃カメラは初めてということでしたけど、上手でしたね。』
...いや、なんの記憶もないです(^^;)
というわけで何事もなく終了。ヨカッタヨカッタ。
やっぱり体が資本ですから、一安心です。
T病院の担当の医師・看護師・検査技師の皆さん、事務の方々丁寧な対応で、仕事もテキパキと素晴らしかったです。ありがとうございました(#^^#)
9月予定
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9月26日(水) 都合により副院長不在
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ここ最近になってだいぶ朝夜の気温が下がってきました。
所謂『季節の変わり目』というやつですが、毎年この時期に鼻の調子が悪くなる方が多いのです。
花粉症と言えば、春(2月~4月頃)のイメージの方が多いと思いますが、春の花粉症はスギ、ヒノキの花粉が原因。
秋に花粉を飛ばす植物もいるわけで、特に有名なのがブタクサです。
こんな植物です。
こちらがブタクサの花
北米原産でマッカーサーと共に日本に広まったという話もあります(^-^;
春のスギ、ヒノキに比べるとブタクサ花粉症の方は少ないですが、秋だって立派な(?)花粉症があるんです。
また、花粉症だけではなくハウスダストアレルギーの方も秋は症状が強くなりがちな季節です。
ハウスダストは家のホコリのことですが、中でもダニの死骸が大きな要素として知られています。
ダニは夏の高温多湿で繁殖し、秋になり気温が下がってくると一斉に死んでしまい、アレルギーの原因となります。
季節の変わり目に毎年体調を崩される方、それはもしかしたら風邪ではなくアレルギーかもしれませんよ(@_@)
Posted:2018.09.18 | Category: 雑談
9月予定
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9月26日(水) 都合により副院長不在
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はい、週末に飲んだお酒です。
『獺祭 島耕作』
獺祭の蔵元であります旭酒造(山口県)は7月の西日本豪雨の被害を受け、その際に停電の影響で温度管理ができなかったタンクがあったそうです。
本来ならば『獺祭ブランド』としては出荷できなくなってしまったお酒。
それを漫画『島耕作』で有名な弘兼憲史さん(山口県出身)が協力し、コラボ商品として『獺祭 島耕作』として販売しました。
このお酒の存在は知っていましたが、週末にお気に入りの焼き鳥屋さんで発見(@_@)
売り上げの一部は西日本豪雨の義援金として寄付されるとのことで、応援の気持ちも込めて飲んでみました。
うん。美味しかったです(#^^#)
ちなみに、『獺祭 島耕作』は色んなグレードの『獺祭』が入っていて、『獺祭 磨きその先へ』という最高級のものが入っていることもあるらしい。これは普通に買うと32000円(*_*;
ラベルでは見分けがつかないらしいです。
どのグレードかと色々想像しながら飲めるのも楽しいですね(^^)
美味しく飲めて、寄付もできるという素晴らしいアイデアですが、この『獺祭 島耕作』は売り切れが多く、しかも1200円の販売価格からプレミアがついて3000円以上で販売されていることが多いようです。
まぁ『獺祭』と『島耕作』という超ブランド同士のコラボですから、そりゃ売れますよね(^-^;
Posted:2018.09.12 | Category: 医療系のお話
9月予定
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9月15日(土)、9月26日(水) 都合により副院長不在
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先日「花粉症を抑えるアイス」が発売されたとニュースで見ました。
調べてみると柑橘類に含まれる『ノビレチン』と乳製品に含まれる『β-ラクトグロビン』を摂取するとアレルギー症状が改善され、同時摂取によって相乗効果も期待できるとのこと。
みかんとヨーグルトの風味ですっきりした味わいだそうです。
うん。美味しそう(^^)
これで花粉症の症状がちゃんと抑えられるならお薬の苦手なお子さんには良いかもしれません。
アイスだけでなく、ジュースやゼリーなんかもあるようなので、寒い季節までアイスを食べなくてもよさそう(^^;)
花粉症(アレルギー)を抑えると宣伝されている食べ物というのは色々発売されてます。
ヨーグルトは有名かと思いますが、花粉アメや花粉グミ、色んな種類のお茶もあります。
花粉アメには『100%天然花粉』と宣伝文句がついているものもありますが、じゃあ『人工花粉』ってあるのかな?っと思って調べたら、あるんですね『人工花粉』って(^^;)
こういった食べ物以外にもアロマテラピーや鍼、気功なんてのも『花粉症に効果あり!』と宣伝されているところもあるようです。
さて、ここからが本題。
こういった花粉症対策は本当に効果があるのでしょうか?
厚生労働省のホームページにこんなページがあります。
『花粉症の民間医療について』
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/okamoto.html
書かれているのは千葉大学の耳鼻咽喉科教授です。
結構長いので、簡単に書きますと...
・花粉症に対する民間医療は色々あるけど、科学的に効果が証明されているものはほとんどない。中には安全性に問題があるものも。
・漢方薬や鼻スチームは有効率が40%くらいあったけど、概ね有効率が低い。
・プラセボ(偽薬)と比べても有効とは言い難い。
・最近は医療機関で処方できるお薬も副作用が少ないものも増え、色んな選択肢があるので、まずは病院受診してね。
といった感じです。
私も民間医療を全て否定するわけではありません。
安全であり、コストが高過ぎず、患者さんが納得されて受けられるのは問題ないと思います。
花粉症に限らず、代替医療と呼ばれるものも含めて明らかに金儲けの為の酷い治療が行われていることもありますので、そこは注意していただきたいですが。
もちろん、受診していただければ有効率がもっともっと高い治療を提供できますけどね(@_@)
熊本市の耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26 ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00 ■休診日 日曜・祝祭日
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