たかむら耳鼻咽喉科

耳・花・喉・アレルギーのクリニック 096-382-8700

コンテンツ

  • 医院紹介
  • 診療案内
  • アクセス
  • 施設・スタッフ
  • もぐらタイムズ
  • 病気かな? と思ったら
  • よくあるご質問

最新の記事

月別記事一覧

カテゴリー別記事一覧

職員募集

診療時間のご案内

 
9:00
~12:30
14:30
~18:30
あり
あり
あり
あり
あり
なし
あり
あり
あり
あり
あり
9:00~15:00
日/祝
なし
なし
診察日
休診
の診察時間は14:00~15:00です。

もぐらタイムズ

もぐらタイムズ

熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ
ブログ内の検索はこちら
Posted:2019.03.04 | Category: 雑談

最近インフルエンザの話⇒花粉症の話って感じで流行りにのった真面目なことばっかり書いてます...





同じような話ばかりで飽きた!!





...というわけではないのですが




以前はサッカーやらモータースポーツやら酒やらの話も書いてたのに、最近雑談が少ないのがサビシイ((+_+))

やっぱり医学的な話は書くのに気を使うし、書く以上はもちろん間違ったことを書くわけにはいかないので調べものもするし、新しい治療法があったりしないか論文を検索したりするので、結構大変なんです。



そして...








homepageacces01.png

(当院のホームページアクセス数の1年間の推移)

この増え方は怖いって(;・∀・)








去年の7月にも同じようなブログを書いているのですが、1年前にはアクセス数が1日200~300程度だったのが、今では1日6000~7000以上ですよ(・_・;)
そして今でも増え続けているところが恐ろしい...





まぁホントの人気ブログと比べたらたいしたことないんでしょうが、医療系のブログのアクセス数って平均どのくらいなんでしょ?



調べてみてもよくわからん(・_・;)




アクセス数が増えるのはもちろんいいんですけど、やっぱ気を使う...


だってアクセス数の過半数がブログですし、真面目な記事の方が人気なんですよね~


homepageacces02.png

そして熊本の方は3%程度しか見ていないという(・_・;)


まぁ全国の方々に少しでも役立っているということですかね(^-^;




どうしても忙しい時期は更新頻度が減ってしまいますが、これからも出来るだけ皆さんにとってお役に立てて面白いブログを目指します(^^)/


Posted:2019.02.25 | Category: お薬の話 医療系のお話 鼻

kahun20193.png
うわぁ...( ;∀;)

今年はホントにスギ花粉が猛威を振るっております。



花粉症の薬、つまりアレルギーの薬はたくさんあるのですが、どのように選ぶのか。

症状は鼻水が多いのか、鼻づまりが強いのか、かゆみが強いのか。
これまではどのような薬を使ってきて、効果はどうだったのか。
アレルギーの検査を受けている方はどの程度アレルギーが強いのか。
もちろん鼻の中の所見はどうか。



といったことを参考にしながら治療を考えるわけですが。



『去年はこのお薬で大丈夫だったんだけど、今年は効かない』
という話もよく聞くので、今年は最初からいつもより強めにお薬だすことが多いです(*_*;





お薬の希望で多いのが、できれば眠くならないお薬がいいということ。


眠くならない薬で有名なのがアレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)、デザレックス(現在出荷停止中)、ビラノアがあります。
アレグラ、クラリチンはすでにOTC(一般用医薬品)としてドラッグストアでも購入できますね。



鼻水鼻づまりが治まっても眠気が強くて集中力がなくなってしまうと、結局お仕事や勉強にも支障を来してしまいますからね。


とはいっても効果も大事(^-^;
眠くならない薬はやっぱりアレルギーを抑える効果も優しめです。
というわけで、アレルギーが強い方や今年のように花粉が大量の時は効果がイマイチなこともあります。


じゃあどうするか。



アレルギー診療ガイドライン的には『ステロイド点鼻薬』『抗ロイコトリエン薬』などを追加する方法が勧められます。


それでも症状が抑えられない場合は?



色々方法はありますが、薬で眠気がある場合でも『夜寝る前だけなら大丈夫』という場合は夕食後や就寝前に強めのお薬を使い、朝は眠気の出ないお薬を使用するという方法もあります。
ただ、眠気が強く出る方は夜に飲んで次の日の昼まで眠気が続いたりする方もいるので、その場合は注意が必要。




眠気ってかなり個人差があります
例えば眠気が強く出やすい古いアレルギーの薬、ポララミンなんかでは眠くならないけど、アレグラで眠くなるという方もいます(^-^;



一般的には作用が強いと言われているお薬を使っても効果が薄いのに、軽いお薬にすると効果がしっかり出るということもあります(・_・;)




自分に合ったお薬を見つけるのもアレルギーには大事ですね。
どうぞ医師と相談しながら探してみて下さい(*^^*)

Posted:2019.02.19 | Category: 医療系のお話 鼻

kahunjouhou.png

花粉飛散増えてきているようですね~
既に症状が出てきている方、まだ出てきてないけど毎年花粉症で苦しんでいる方、はやく薬使いましょう(゜゜)



この時期はよく質問されます。
『花粉症(アレルギー)に効く食べ物はありますか?』

ちなみに以前にも似たようなブログ書いてます
(⇒2018年9月12日のブログ『花粉症を抑える食べ物』)





『現役医師に聞く!花粉症を抑える食べ物!』みたいなアンケート調査のニュースを以前に見たことがあるのですが、その結果は...




『何もない』が過半数でした(^-^;




次点で『ヨーグルト』。他は少数意見のみ。


ヨーグルトが花粉症を抑えるというのは結構いろいろ調査・報告されていますので、有効なのかな~っと私も考えています。

他にも納豆とかお茶とか検索すると色々出ますけど...



正直な話、毎日いろいろ食べ続けるよりお薬毎日飲んだほうが簡単だし効果も確実だと思いますね((+_+))




それから『運動で体の免疫力アップして花粉症を治そう!』みたいな記事も見つけましたが...






免疫力アップしたら花粉症は悪化するんじゃね( ゚Д゚)?


という残念なツッコミになってしまいます。



別に花粉症でも運動するのは全然問題ありません。
ただし室内であれば、ですけどね(^^)

Posted:2019.02.12 | Category: 医療系のお話 学会 鼻

2月9日(土)夜は勉強会参加。

鼻アレルギーの勉強会ですが、今回は特別講演として

『アレルギー性鼻炎の病態と神経メカニズム』

というお話がありました。

DSC_2920.JPG

自律神経、交感神経副交感神経が鼻炎にどのように関わっていて、どういった症状を起こすのか。
そしてそれを利用して治療に繋げることはできないか?


というお話。

正直、非常に興味深かったです(^^)



色んな鼻炎については当ブログでも去年まとめて書きましたが、その中にも自律神経という言葉は何回もでてきましたね。
2018年12月24日のブログ『いろんな鼻炎 part1』
2018年12月27日のブログ『いろんな鼻炎 part2』



いくつかご紹介します。



・光刺激によるくしゃみ
まぶしさを感じると発作的にくしゃみが出ることがありますか?
これは『光くしゃみ反射(Photic sneeze reflex)』とも呼ばれてる症状です。
常染色体優性遺伝という遺伝パターンで、とある研究では欧米では人口の1/4程度に存在するとも言われています。
周りにそういう人がいないので、私もあまり気にしていませんでしたが、かなり多いんですね。


戦闘機のパイロットが戦闘中にくしゃみがでるといけないので、軍事関係の研究としてどの波長の光がくしゃみを起こしやすいか、サングラスのフィルターでカットできないか、という研究が行われているそうです。


同じように満腹感トイレでくしゃみが出る人もいます。


これらの原因ははっきりと解明されてはいないのですが、"parasympathetic summation theory"という説が考えられているそうです。
これはある部位で高まった副交感神経の活動が他の部位の副交感神経の活動も活発化するという説で、まぶしさを感じたときは縮瞳(瞳孔が縮まる)を起こす為に動眼神経という神経の副交感線維が活動します。この時に鼻の副交感神経も高まってしまうという説です。

DSC_2921.JPG
(ちゃんとメモしながら勉強中( ..)φ)


・神経反射を用いた鼻症状の制御

では、このような人体の仕組みを使って逆に鼻炎を抑えることはできないか?


温熱療法といって鼻の中の温度や湿度を高くすることで鼻炎の症状を抑えられることは昔から知られています。
同じように鼻以外に刺激を加えることで鼻炎症状を抑えるものとして一番ご家庭でもできそうなのが『足湯』です。


足湯に入ると当然足の温度は上がりますが、その時に鼻粘膜の温度も上昇するという実験結果があります。
それによって鼻の通りが良くなるという結果わけです。
(ちなみに足を冷やすと鼻の通りは悪くなるようです。)

なので鼻炎症状に困っている方は足を暖かくすることは大事かもしれません(^^)



もう一つ


片方の脇の下を圧迫することで逆側の鼻の通りが良くなることも昔から知られています。
"axillary pressure"と呼ばれるものですが、特に脇の下から肩甲骨周りを圧迫することで自律神経の反射を起こすことができるようです。

『なら両方圧迫すれば両方の鼻の通り良くなるんじゃね?』

と思ってしまいますが、残念ながら両方を圧迫すると逆効果で両方とも鼻づまりになってしまうんです( ;∀;)


片方の鼻が狭かったりして、つまり気味の方には良いかもしれません。
(ただし無理に圧迫しすぎたりしないようにしてください(^-^;)




まだなかなか実際の治療に使えるようなものは多くないですが、こういった研究が将来的に画期的な治療につながっていくかもしれません。
面白い勉強会でした(*^^*)

Posted:2019.02.08 | Category: 医療系のお話 雑談

先日も花粉症の事を書きましたが、私自身も一度だけ『花粉症?』という症状を起こしたことがあります。

20歳ころの話なのでだいぶ昔になりますが(^-^;


当時大学2年生。



鼻水、鼻づまり、目のかゆみという典型的なアレルギー症状が急にでました。
季節は4月頃。
初めての経験でしたが、もともとアレルギー性鼻炎(ハウスダスト)はもってるので、手持ちのアレルギーの薬を飲んでみると症状はすぐに改善




『花粉症なのかな~やだな~』




とか思ってましたが、何かおかしい。




次の日からは薬飲まなくても症状が全然出ない



(・_・;)?




しかし1週間くらい経ったらまた1日だけ症状がでる。




(@_@)?




そして原因が判明。






解剖実習だ((+_+))







ちょうどその当時、医学部2年生で解剖学の実習が始まってたんですね。
解剖実習とは、実際のご遺体を医学生が解剖し、血管、神経、内臓などの構造を勉強するものです。


調べてみると、ご遺体はホルマリンで固定された後にアルコールで処理されるということで、刺激臭があります。
その刺激に対してアレルギー症状が出ていたようです。
実習中はマスクもしていたし、集中していたからか症状が気にならなかったのですが...



その後は実習がある日だけアレルギーの薬(たしかアレグラだった)を飲むことで症状も出なくなりました。





ちなみに私が受けた解剖実習は医学生4人で1体のご遺体を半年くらいかけて解剖し、実際にご遺体の中の神経や血管や臓器の名前を書く(しかも日本語と英語で)という試験が最終的にありました(もちろん合格しましたよ)。



解剖実習って医学生が医師になるためのハードルのひとつで、最初は顔面蒼白になってしまう学生もいましたし、私と同じように刺激臭で目をやられて涙目で実習している学生もいました。







ダラダラ書いて結局なにが言いたいかというと、この時期のアレルギー症状といっても花粉症じゃないかもしれないということです(^-^;


最近同じような真面目な文章が多かったので、たまには違う切り口から書いてみました。

Posted:2019.02.04 | Category: 医療系のお話 鼻


インフルエンザ流行が一旦落ち着いたところで、やはりきました。花粉。

2019kahunhosou.jpg
こんな感じで2月中旬くらいから飛散する予報がでていたのですが...



先週からすでに花粉症症状が出ている方が結構います



本格的な花粉飛散が始まる前にお薬使っておいた方が楽ですよ~(^^)


2019kahunyohou.jpg
熊本は例年より花粉飛散が多い予想です。



毎年書いているように、花粉症はお薬も大事ですが、そのほかの対策も大事。
一番は花粉を浴びないようにすることです。マスクの着用や花粉がつきにくい服装、洗濯物を外に干さないなど、色々できますからね。



この時期はドラッグストアなどにも花粉症対策グッズが並びます。
色んなマスクやゴーグル、ヨーグルトやビタミン剤なんかも宣伝されてますね(゜゜)





なにか目新しい物はないかと調べてみた結果...





usbmask01.jpg

なんだこれ( ゚Д゚)





その名も『USB花粉ブロッカー』






...USB?


usbmask02.jpg

なんか横から出てる(*_*;






usbmasku03.jpg

上にファンがついてるだと...(@_@)






ここまで密閉されればそりゃ花粉は入ってこないでしょうね(^-^;
ただ家に帰ってから服やマスクについた花粉を吸いこんだりしても症状でちゃいますから、厳重なマスクをしただけで安心しないようにしましょう(^^)/





ちなみに、Amazonで上の『USB花粉ブロッカー』を探してみてください。
すごい価格ですから( ;∀;)

Posted:2019.01.31 | Category: 医療系のお話

普段あまりテレビを観ない私ですが、最近インフルエンザの話をしている番組をいくつか観ました。

その中で気になったことをいくつか。


・今年は熱が出ないインフルエンザがいる?
うん。毎年言ってますね(^-^;
熱が40℃出る方もいれば平熱程度の方もいらっしゃいます
典型的には頭痛、倦怠感、関節痛などが症状として多いのですが、のどが痛い、咳が出るなどの症状の方もいます。





・インフルエンザの検査は熱が出て12時間以上経たないとダメ?
そんなことありません
最近のインフルエンザ検査は優秀で、熱が出てすぐの方でもかなり敏感に反応してくれます。
『まだ検査には早いので、明日また来てください』なんてことは最近全然ありません

ちなみに一時期CMでよくやってた富士フィルムの『ドライケム IMMUNO AG1』という機械があります。感染初期でも高感度にウィルスを検出するというものです。(⇒『富士フィルムのページ』)

当院にも一台あり、使用してます。この装置、確かに良いんですが時間がかかるのが玉に瑕(^-^;
(普通の検査キットでは数十秒~5分で判定。この装置だと数分~15分かかることもあります。)




・インフルエンザの検査は痛い?
全然痛くないとは言いませんが...しっかりと鼻の中を見ながらすればそこまでの激痛はないハズ。逆に鼻の手前だけをちょこちょこしても検査として不適切ですので...まぁあまり気持ちいい検査ではありませんね。

(検査について詳しくは⇒2017.1.23のブログ『インフルエンザ検査のやり方』)




・インフルエンザの予防にマスクは効果ない?
これも前から言われていることですが、個人的には効果が全くないとは思ってません。
マスクした方がいいけど、予防にはあんまり効果ないよ』というくらいでしょうか。


(他の予防法についても以前書いたので詳しくは⇒2017.12.11のブログ『インフルエンザの感染予防』




・ゾフルーザが効かない『耐性ウィルス』がいる?
一時期は凄く持ち上げられていた新薬ゾフルーザ。急に叩かれだした感じですね(^-^;
これ、ゾフルーザの発売前から言われていたことですが、10%程度で耐性をもつインフルエンザウィルスがいるかもしれないと言われています。タミフル、リレンザ、イナビルなども耐性ウィルスはいるのですが、割合としてはずっと少ない。

そういったことも含めて薬は選択する必要がありますし、薬を使わないという選択もありますよ(^^)





どうしてもこの時期は同じような報道が増えますね(^_-)

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日