たかむら耳鼻咽喉科

耳・花・喉・アレルギーのクリニック 096-382-8700

コンテンツ

  • 医院紹介
  • 診療案内
  • アクセス
  • 施設・スタッフ
  • もぐらタイムズ
  • 病気かな? と思ったら
  • よくあるご質問

最新の記事

月別記事一覧

カテゴリー別記事一覧

職員募集

診療時間のご案内

 
9:00
~12:30
14:30
~18:30
あり
あり
あり
あり
あり
なし
あり
あり
あり
あり
あり
9:00~15:00
日/祝
なし
なし
診察日
休診
の診察時間は14:00~15:00です。

もぐらタイムズ

もぐらタイムズ

熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ
ブログ内の検索はこちら
Posted:2021.02.01 | Category: お薬の話 医療系のお話

前回から引き続き新型コロナワクチンのお話です。

medical_yobou_chuusya_woman.png

先週末に熊本市での接種体制についての説明会がありました。
なにしろ数千万人規模のお話になりますから、当然簡単ではありません。


なによりも大変なのが、接種場所の確保です。

まず、最も早期に接種可能になりそうなのが、アメリカのファイザー社製ワクチンです。
ニュースなどでもよく取り上げられてますが、このワクチンは保管が大変。

ー75℃(±15℃)という超低温での保管が必要になります。

当然、こんな超低温冷凍庫をもっている医療機関なんてほとんどありませんから、そのためのディープフリーザーを設置できる機関に配られる予定です。

設置できない医療機関は設置している場所に小分けされたワクチンをもらいに行かなくてはなりません。


しかもこのファイザーのワクチン、最小の流通単位が195バイアル。
回数にすると1170回分(*_*;


常温で解凍し、生理食塩水で希釈しますが、一度希釈すると常温で6時間までしか保管できません。


なので、ある程度の回数を一気に接種できる体制が必要

単純計算すると一つの医療機関で10日以内に300回分を接種しなくてはならないそうです。


と、なるとさらに単純計算すると1日30回以上。
数字だけ見るとなんとかなりそうですが、基本的に接種後30分程度は副作用がでないかなどの観察を行わなくてはなりません。



その間の人員、駐車場の確保、他の患者さんたちとの分離などなど...普通のクリニックにはなかなかハードルが高いです。


アストラゼネカのワクチンは保管が2~8℃で可能なので、ハードルは下がりますがやはり最小の流通単位は100回分。
1日で100回接種できる体制が望ましいとのことで、、、やはり厳しい。



やはり集団接種が現実的で、熊本市も既に場所の確保などに動いているそうです。


最優先接種対象の医療従事者までは接種体制がとれる医療施設での接種。

その後準備が整い次第集団接種を行っていくという順序になりそうです。



高齢者⇒基礎疾患保有者⇒その他一般の方々
という順番で接種は進む予定ですが、徐々にファイザーだけでなく、アストラゼネカ、モデルナのワクチンも接種可能になってくるハズなのでその時にはどのワクチンを使うのか...という問題も出てくるでしょう。

ワクチンのデータも今以上に出ているハズですし。


状況は常に変化していくでしょうけど、何らかの形で協力できればと思っています。



あと、今後絶対に『ワクチン詐欺』でてくると思います。
PCR検査詐欺』のようなものが以前から出回っているようですが、今後ワクチンの方に変わっていくでしょう。

電話やメールで『ワクチンを受ける為に~円必要なので、振り込みを...』とか(-.-)

あと、基礎疾患のない方々、一番ワクチンを受けるのが最後になる方々に
『~円ですぐにワクチン接種が受けられます』とか絶対ありそう(-.-)



...ってここまで書いてググってみたら既にあるようですね。やっぱり。



基本的にワクチンは公費負担で無料のハズです。
皆さん、くれぐれもご注意ください。

Posted:2021.01.25 | Category: お薬の話 医療系のお話

medical_vaccine_covid19.png

新型コロナウィルスに対するワクチンの接種について、日本でもジワジワと準備が進んでいます。

現在のところ

医療従事者

高齢者

高齢者以外の基礎疾患を有する方、高齢者施設などに従事する方、

それ以外の方

という順番で接種が予定されています。



医療従事者が優先順位で1番になっており、当院にも先日通知が来ました。

『ワクチン接種を希望するのは何人ですか?』

というアンケートのような感じです。

医療従事者に対しては2~3月には接種できるように準備を進めているようです。



医療従事者の中でも

『どんな副作用がでるかわからないから不安』
『もっとデータが出てから受けたい』
『自分は感染しても重症化リスクが低いから打たない』


といった意見もあります。



ただ、私が信頼する感染症の専門家はみんな接種すると言っています。



ファイザーとモデルナのワクチンについては、私が論文などで調べた限りでは副作用で気になるものはありませんでした。
強いアレルギー反応のアナフィラキシーの報告もインフルエンザのワクチンなどよりは多そうですが、許容範囲かと思います。


例えばファイザーのワクチンでは1893360人に接種し、その中で21人がアレルギー反応(アナフィラキシー含む)を示したと報告されています。だいたい9万人に1人程度ですね。
その21人中17人にはアレルギーの既往があり、7人にはアナフィラキシーの既往があったようです。
なので、アレルギーの既往がある方などは気を付ける必要があるかもしれません。



効果についてはどちらのワクチンも感染予防効果、重症予防効果とも非常に高い効果が報告されています。



と、いうわけで私は接種を希望します。


ただし、どうやら接種後の痛みは強いようなので、それだけ心配かも...
皮下ではなく筋肉注射だしね(^^;)



それから、ワクチンを接種して重症化は予防されたとしても周囲に感染を広めにくくするかどうかはまだわかりません。
なので、『ワクチンを打ったからもう安心して飲み歩くぜ~』という考えはまだまだ早い。


実際、こういう発言をしている医者がいました(*_*;



順調にワクチンの普及が進めば今年の夏までには高齢者以外の方々にもワクチン接種の機会が巡ってくるハズです。

その頃には更なるデータも出ているでしょう。
周囲の医療従事者でワクチンを接種した方もいるはずなので、話を聞いてみるのも良いと思います。




個人的にはなるべく数多くの方々がワクチンを接種して流行が一刻も早く収束することを願っていますが...

ワクチンを受けるのは義務ではありませんので、しっかり納得した上で決めていただかなくてはなりません。


その為にもワクチンの正確な情報を製薬会社、国、医療従事者などが発信していくことが大事ですね。
これからも出来るだけ正確な、偏りのない情報を発信していきたいと思います(^^)

Posted:2021.01.19 | Category: 医療系のお話

12月のブログで書きましたが、今年も2月中旬ごろからスギ花粉の飛散が始まる予想です。

しかし、先週相次いで花粉症のような症状の方が受診されました。


もともとスギ花粉症もちの方ばかりで、鼻の中を見ても確かに花粉症っぽい。


そういえば先週かなり暖かい日が続きましたね。

それでもう春だと勘違いしたスギ達が花粉を飛ばしちゃったのかもしれません。


kahun202101.png


そして今週からまた気温が下がりましたので、一旦落ち着いているハズ。。。

受診された方々にはどうせ来月から本格的に飛散が始まるので多めにお薬処方しました。




と、ここまで書いて気付きました。

『なんか前にも同じようなこと書いたな』


検索してみると、ヤハリ書いてますね(^-^;

2020年1月12日のブログ『もう花粉症?』


ほぼ1年前。
題名も全くいっしょ(^^;)



というわけで、結論も同じになります。


そろそろ花粉症の準備は考えておきましょう(^^)

Posted:2021.01.12 | Category: お薬の話 医療系のお話

medical_medicine.png

最近受診した3歳くらいのお子さん。

年末から鼻水と咳が止まらず、一度年末に某小児科を受診。
風邪と言われたということですが...

その際の処方
ワイドシリン 3日分
その他、咳止め、去痰剤などなど

私が『年末にワイドシリンっていう抗生物質も処方されたんですね~』

と尋ねると

「でも熱がでたら飲むように言われて、熱がなかったので飲ませませんでした」


( ゚Д゚)?



久々に聞きましたね。


以前から時々あるのですが、この指示をした医者は一体なにを考えているんでしょう?


いまだにこんなことをする医者がいるとは...




いや、簡単に否定するのは良くないですね。

何かそういう指示をしなければならなかった理由を考えてみましょう。

受診したのは年末。年始まで病院を受診しにくい状況。

例えば、診察の際に中耳炎があったとする。
熱もなく、痛みもない軽症の中耳炎なら抗生物質は投与せずに様子をみるのはよくあります。
しかし、その後発熱すれば中等症になるのでガイドライン的にも抗生物質が推奨になるので...


...でも本当に熱の原因が中耳炎かわからないから、やっぱり不適切かな(・_・;)





なにか擁護できないか理由を考えましたが、私には無理でした(-.-)



逆パターンの『熱が下がったら抗生物質止めていいです』っていう指示する医者もたまに聞きますね。


感染症の場合、熱が下がるというのは治療のひとつの指標にはなります。

例えば、扁桃炎で入院治療している場合など
『熱が下がったので抗生物質の投与終了』ということはあります。

しかし、その場合も血液検査のデータや扁桃腺の腫れの改善具合などなど他の指標も大事ですので、熱だけで判断することは普通はありません。


こっちのパターンの方がまだ場合によっては理解できなくもないですが...



以前にインフルエンザ疑いでタミフルを処方しておいて熱が下がれば中止していいと指示した医者もいましたね。
これは明らかに間違いです(^-^;
しかもこれ、インフルエンザ検査陰性でただ流行っているからというだけで処方されたという。
もちろん検査が絶対ではないのですが、次の日当院受診されて明らかに扁桃炎でした。



いろいろ書きましたが抗生物質は解熱剤ではありませんので、こういった処方をされたら処方した医者に理由を尋ねてみましょう。


偉そうに書いている私ももちろん気を付けます(^^)


Posted:2021.01.04 | Category: 雑談

明けましておめでとうございます(^^)!

本日1月4日より2021年の診療を開始しました!

今年も新型コロナウィルスに振り回される1年になりそうな感じがしますが...



さて、当院では年内に大きな変化がいくつか予定されています。

タイミングを見て発表していきますが、当然来院される方々にとってもっともっと受診しやすい、安心できるクリニックになるよう進化していく...ハズです。


変化といえば...


DSC_4079.JPG
バッサリと髪切りましたね。ボリューム的には3分の1以下?
背後から隠し撮りです(^-^;


ちなみに私も年末に髪切ったのですが、このインパクトに負けてスタッフに気付いてもらえず...( ;∀;)


今年もこんな感じの雑談もしつつ、読んでくださる方々に少しでも有益な情報を発信できればと思います。

どうぞよろしくお願いします!

Posted:2020.12.28 | Category: 雑談

本日で今年の診療を終了しました。

今年はなんと言っても新型コロナウィルスの話題ばかりの1年でした。

あとは鬼滅の刃ですかね(^^;)


去年の最後のブログはインフルエンザ流行中の話題でしたが、今年はなんとここまで当院でのインフルエンザ検査陽性はゼロ!!


もちろん良いことなのですが、ここまで減るとは思いませんでした。



発熱の方を診察するのも防護服を着ながらの診察で、別室になりますので患者さんにもご不便をおかけしたと思います。
私は別室で診察するたびに
『お熱の方は別で診療していますので、物々しく暗い部屋でスイマセン...』

と言ってしまうのですが

皆さんに
『大丈夫です』
『全然問題ないです』
『熱があるのに診察してもらってありがとうございます』

などと声をかけていただけて本当にありがたく思いますm(__)m



さて、来年はどうなるでしょう。

おそらく来年の早い時期(春頃?)に新型コロナのワクチン接種が日本でも始まるはずです。
医療従事者、新型コロナウィルス感染での重症化の可能性が高い高齢者、持病がある方々が優先されるでしょう。


これまでに発表されたワクチンの有効率は90%以上と非常に高い数値が並んでいますが、実際の臨床でどこまで効果を示すのか...
どんなワクチンにも必ず副作用というものはあります。今回は特に新しいmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンと呼ばれるものでこれまで普及してきたワクチンとは違う方法で免疫をつけるものですので、未知の副作用の可能性もなくはないでしょう。

問題なく広く普及し効果を発揮してくれることを祈ります



現在の第3波と呼ばれている流行が春頃までに落ち着き、そのタイミングでワクチン接種が始まることで第4波が来ることなく...
というのが理想的な展開なのかなぁ...と漠然と考えています。




今年の年末年始は帰省されず家でゆっくりされる方が多いかと思いますが、くれぐれも飲みすぎ食べ過ぎにはご注意ください。

特に『餅』ですね。


御高齢の方が年始に餅をのどにつまらせて窒息...というニュースが毎年でます。

小さな子供も注意です。

餅に限らず
・飲み込みにくい物
・嚙み切りにくいもの
・のどにくっつきそうなもの

こういったものは小さく切るよく噛んでから飲み込む急いで食べないなどを守るように気をつけてください。


もしも食事中にご家族が急に苦しみだしたら...

窒息の時は『チョークサイン』という自分でのどをつかむような仕草をすることが有名です。
ためらわずに救急車を呼ぶことが大事です。

そしてその間に異物除去を試みます。

日本医師会のページにわかりやすくまとめてあります。
⇒『日本医師会 気道異物除去の手順

心肺蘇生の方法についても別ページにまとめてあります。
こういったものは実際その場になると検索する余裕なんかありませんので、事前に見ておくことが大事です。

例えばリンク先のページを印刷して置いておくとか、画像をスマホに保存しておくのも良いかと思います。




と、いうわけで

今年も1年ありがとうございました!

来年も当院は真っ当な医療を多くの方に届けるため、頑張ってまいります(^^)/

Posted:2020.12.21 | Category: お知らせ

先週から寒いですね!

12月17日はチラリと雪も降っていて、朝は車のフロントガラスが凍り付いてました。

DSC_4044.JPG
雪を撮ろうとしたけど、何も見えないですね(^^;)





さて、今年も残すところ10日ほどとなりました。

お知らせの方にも書きましたが、当院の年末年始の予定は以下の通りです。

~12月28日(月) 通常診療
12月29日~1月3日 休診
1月4日(月)~  通常診療

12月29日から1月3日まで6日間休診となります。


題名の通り、お薬がなくならないかご確認をお願いします。
特に、アレルギー性鼻炎や喘息で定期的に薬を使用している方。舌下免疫療法中の方はお気を付けください。



さらに年末年始に実家に帰られたり、旅行に行かれる方は特に注意してください。
アレルギー疾患は特に環境が変わった時に悪化することがあります。

GoToも停止になったし、遠出する方は多くないかもしれませんが(^-^;



年末年始に調子が悪いとなかなか病院も受診できませんし、万全の体制で穏やかなお正月をお過ごしください(^^)


熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日