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学会の記事一覧
Posted:2019.11.11 | Category: 学会
先週土曜日は夜から勉強会に参加。
鼻アレルギー疾患治療学術講演会ということで、今回の講演のテーマももちろんアレルギーについて。
講演されたのは以前にも書いたことのある湯田厚司先生。
(前の講演のブログはコチラ⇒2019.5.25『最新型の勉強会』)
以前も書きましたが、舌下免疫療法について日本で最も高名な耳鼻科医といっても過言ではありません。
しかし、今回は舌下免疫療法のお話はなく、アレルギー・免疫全般について最新の情報を交えつつの講演でした。
免疫の関係から免疫チェックポイント阻害剤のお話からアレルギー感作の話、そしてアレルギーの治療についてまで幅広く。
テーマだけ書くと目新しくないものですが、普段はあまり考えないような方向からの考え方をもあり、最新の情報もあり...
結論、はっきり言って非常に素晴らしく勉強になる講演でした(^^)
このような講演会では、その後に情報交換会という時間が設けられるのですが、質問しても自分の想像とは全然違う角度から回答が返ってきたりします。
色々質問攻めにして長時間お話させていただきました(^-^;
その中で出た話題からいくつかピックアップしてブログを書こうと思ったのですが、おそらく一つ一つが長くなると思うので改めて書こうと思います。
ということで今回は短めで(^^)/
先週のことになりますが、7月17日は勉強会参加。
今回は小児科と耳鼻科の合同勉強会です。
去年は6月に開催されてました。
(⇒2018.6.22のブログ『耳鼻科小児科勉強会』)
今回の講演のテーマは『小児の気管切開・誤嚥防止手術』について
(写真撮り忘れたので画像なし(^-^;)
特に手術の方法と手術後の管理についてのお話。
総合病院に勤めていないとほとんど関わることもないテーマですが。
気管切開術というのは、上気道(のど等)に問題があって気道(呼吸の道)が狭かったり、人工呼吸器が長期的に必要だったりする場合に首から気管に穴を開けて、直接呼吸の道をつくる手術。
誤嚥防止術というのは、様々な病気によって誤嚥(食物や唾液が気管に入る)によって肺炎を繰り返す場合等に食道と気道を手術によって分けることで、誤嚥を防止する手術です。
気管切開術は耳鼻科医であれば執刀することも多い手術ですが、誤嚥防止術は適応も限られていますし、気管切開術と比べるとかなり少なくなります。
実際の術中・術後の画像を見ながら術式の選択、術中の注意点、術後管理の要点を説明され、改めて勉強になりました。
講師の先生は私の大学病院時代にたくさんの手術を一緒に経験させてもらった大先輩なのですが、細かいところまで気を配ってしっかり治療される先生で、やっぱりすごい(@_@)
細かい手術方法などについてはここでは書きませんが、やはり手術では解剖を熟知している必要があり、個々の症例により術式を考える必要があり、もちろん術後のことまで考えて手術しなくてはなりません。
特に気管切開術や誤嚥防止術は術後に気管孔という穴が首に残りますので、術後も非常に重要です。
今現在はほとんど関係することもないテーマですが、かといって知識を錆び付かせるわけにもいきませんから。
たまに自分に刺激を与えるためにもやはり勉強会は大事ですね(@_@)
昨日5月24日はちょっと新しい試みの勉強会。
内容は『アレルギー性鼻炎治療最前線』ということで、『舌下免疫療法』が中心のお話。
講演の演者は湯田厚司先生。
舌下免疫療法について、症例数も論文数も講演数も日本一であろう先生です。
で、なにが新しいかと言うと。Web上での講演会なんです。
まず30分の講演があるのですが、湯田先生は三重県で講演されます。
PC上に講演の内容のスライドも映し出され、ついでに視聴者の映像も映し出されます。
今回の視聴者は九州各県の耳鼻科医11名。
(なぜか私が熊本県代表(^-^;)
講演中の様子。
講演内容のスライドとともに、右側に視聴者のリアルタイム映像が流れるので油断できない(@_@)
(いちおう自分以外のとこにはモザイクかけてます。)
講演の後はディスカッション。
Web会議のような感じです。
ちょっと音声の乱れはありましたが、概ね問題なし。
これなら会場に集まる必要もないので、確かに手間は減ります。
交通費や場所代もかかりませんしね。
講演の後の雑談はできませんが...(^-^;
講演の内容は流石に舌下免疫療法の第一人者。
圧倒的な経験を元に、実際の臨床に役立つ内容が盛りだくさんでした。
ディスカッションでも質問に対する答えが非常に明確。
私もいくつかお話させていただきましたが、これからの舌下免疫療法治療についていくつもヒントを頂きました。
スギ花粉のシーズンが終わり、スギに対する舌下免疫療法をすでに今シーズンも数名開始しております。
治療の相談はお気軽にどうぞ(^^)
2月9日(土)夜は勉強会参加。
鼻アレルギーの勉強会ですが、今回は特別講演として
『アレルギー性鼻炎の病態と神経メカニズム』
というお話がありました。
自律神経、交感神経と副交感神経が鼻炎にどのように関わっていて、どういった症状を起こすのか。
そしてそれを利用して治療に繋げることはできないか?
というお話。
正直、非常に興味深かったです(^^)
色んな鼻炎については当ブログでも去年まとめて書きましたが、その中にも自律神経という言葉は何回もでてきましたね。
⇒2018年12月24日のブログ『いろんな鼻炎 part1』
⇒2018年12月27日のブログ『いろんな鼻炎 part2』
いくつかご紹介します。
・光刺激によるくしゃみ
まぶしさを感じると発作的にくしゃみが出ることがありますか?
これは『光くしゃみ反射(Photic sneeze reflex)』とも呼ばれてる症状です。
常染色体優性遺伝という遺伝パターンで、とある研究では欧米では人口の1/4程度に存在するとも言われています。
周りにそういう人がいないので、私もあまり気にしていませんでしたが、かなり多いんですね。
戦闘機のパイロットが戦闘中にくしゃみがでるといけないので、軍事関係の研究としてどの波長の光がくしゃみを起こしやすいか、サングラスのフィルターでカットできないか、という研究が行われているそうです。
同じように満腹感やトイレでくしゃみが出る人もいます。
これらの原因ははっきりと解明されてはいないのですが、"parasympathetic summation theory"という説が考えられているそうです。
これはある部位で高まった副交感神経の活動が他の部位の副交感神経の活動も活発化するという説で、まぶしさを感じたときは縮瞳(瞳孔が縮まる)を起こす為に動眼神経という神経の副交感線維が活動します。この時に鼻の副交感神経も高まってしまうという説です。
(ちゃんとメモしながら勉強中( ..)φ)
・神経反射を用いた鼻症状の制御
では、このような人体の仕組みを使って逆に鼻炎を抑えることはできないか?
温熱療法といって鼻の中の温度や湿度を高くすることで鼻炎の症状を抑えられることは昔から知られています。
同じように鼻以外に刺激を加えることで鼻炎症状を抑えるものとして一番ご家庭でもできそうなのが『足湯』です。
足湯に入ると当然足の温度は上がりますが、その時に鼻粘膜の温度も上昇するという実験結果があります。
それによって鼻の通りが良くなるという結果わけです。
(ちなみに足を冷やすと鼻の通りは悪くなるようです。)
なので鼻炎症状に困っている方は足を暖かくすることは大事かもしれません(^^)
もう一つ
片方の脇の下を圧迫することで逆側の鼻の通りが良くなることも昔から知られています。
"axillary pressure"と呼ばれるものですが、特に脇の下から肩甲骨周りを圧迫することで自律神経の反射を起こすことができるようです。
『なら両方圧迫すれば両方の鼻の通り良くなるんじゃね?』
と思ってしまいますが、残念ながら両方を圧迫すると逆効果で両方とも鼻づまりになってしまうんです( ;∀;)
片方の鼻が狭かったりして、つまり気味の方には良いかもしれません。
(ただし無理に圧迫しすぎたりしないようにしてください(^-^;)
まだなかなか実際の治療に使えるようなものは多くないですが、こういった研究が将来的に画期的な治療につながっていくかもしれません。
面白い勉強会でした(*^^*)
一昨日のことになりますが、勉強会参加。
正式名称は『第14回東部小児耳鼻咽喉科疾患研究会 第6回PENT研究会 合同研究会』
長っ!
以前にも参加した記事を書いたことがありますが、小児科と耳鼻咽喉科の合同の勉強会です。
今回は熊本赤十字病院小児科の先生が小児の救急疾患について講演されました。
病気の知識としては知っていることがほとんどでしたが、実際の症例をたくさん提示され、実際の臨床現場の現状と合わせて講演されたので、非常に興味深く勉強になりました(^^)
例によってひとつご紹介。
使用するお薬が変わってきたというお話。
このブログでもたびたび書いてますが、日赤でも抗生剤の使用量がかなり減っているそうです。
特に3世代セフェムと呼ばれるフロモックス、メイアクト、セフゾン、バナンなどのお薬はここ10数年で10分の1以下になっているそうです。
しかし、重症の感染症は減っている。これはワクチンが充実したことが大きいと思いますが、抗生剤が必要な場面というのは本当は多くないということでしょう。
また、以前はよく使用していたペリアクチン、ポララミン、アタラックスなどの第1世代抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)も減っているようです。
小児の風邪にお約束のようにアスベリン、ペリアクチン、ムコダインって感じで処方されることも多いこれらのお薬ですが、基本的に古いアレルギーのお薬ですので、副作用として中枢神経抑制(眠気、集中力の低下など)が強く、また、熱性けいれんを誘発する可能性があります。
これも以前に一度書きましたね。
いずれにせよ、お薬なんて飲む必要がないなら飲まない方が良い。
その必要性をしっかり見極めるのは医師の努力です。
...頑張ります(^^)/
Posted:2018.06.11 | Category: 学会
タイトル通りの長~い名前の集会が6月9日(土)に開催されました。
簡単に言うと熊本県の耳鼻科の色んな報告事項があって、その後勉強会がある感じです。
会場は熊本大学病院内にある山崎記念館
...狭い
学術講演会では色々な話があったのですが、ひとつ紹介します。
副鼻腔炎(蓄のう症)によって顔面痛や頭痛が起こることは有名です。
主に三叉神経に関係して痛みが起こるわけなのですが、特に副鼻腔炎を起こしていなくても鼻が原因で頭痛が起こる可能性があります。
特に『鼻粘膜接触点頭痛』というものがここ最近学会などで聞くことが多くなりました。
診断基準は以下のようになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A)眼窩周囲および内側眼角または側頭頬領域の間歇性痛みで、かつCおよびDを満たす
B)臨床上、鼻腔内視鏡またはCT画像のいずれか1つ以上に鼻粘膜接触点の証拠があるが、急性副鼻腔炎がない
C)以下の少なくとも1項目を満たすことにより痛みが鼻粘膜接触による可能性があることを示す証拠がある
1.直立位と臥位を変えることによる鼻粘膜うっ血の重力性変化に応じて痛みが変化する
2.プラセボそのほかの適切な対照を用いて中鼻甲介を診断的局所麻酔後、5分以内に頭痛が消失する
D)痛みは、粘膜接触点の外科的切除後、7日以内に消失し、再発しない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
簡単に言うと、他に頭痛の原因がなくて、CTや内視鏡で見ると鼻の粘膜が鼻中隔(鼻の真ん中の仕切り)に接触していること。
そしてそこを局所麻酔したり、手術で切除することによって改善する頭痛。ということです。
片頭痛などで治療を受けてもなかなか良くならない頭痛の中にはこういった頭痛も隠れていると考えられます。
頭痛の診断の際にCTなどを撮影する際には副鼻腔炎があるかどうかは確認しますが、粘膜が接触しているかどうかまで確認する施設はあまりないかも(^-^;
あまり患者さんの数は多くない(と思われる)病気ですが、患者さん側からしたらそんなこと関係ないですからね。細かいところまで気を付けて診察していきます(^^)/
12月2日(土)は夕方から地方部会という熊本の耳鼻科医の集まり。
毎回何題か色々な講演があるお勉強会です。
席が一番前しか空いておらず、この距離でお勉強。
今回は会場がほぼ満席になるくらい多くの耳鼻科医が集まりました。
(この会は専門医の単位がもらえるからね(^-^;)
今回の講演は2題。
『医療安全』についてと、『最新の難聴治療』について。
医療安全については、様々な医療事故、医療ミスについて、どのように防ぐのか、そして起こってしまった時にはどのように対応するのかというお話でした。
特に大学病院などの大きな病院になると、組織の全体を管理しなくてはならないので大変。
事故やミスというのは完全になくすことはできませんが、限りなくゼロに近づけるための個人個人の努力、組織づくりが必要です。
実際に熊本大学で医療安全を担当している先生のお話で、実際の現場から非常に熱く語られ、勉強になりました。
難聴の治療については、3つのテーマで講演がありました。
・手術による治療、特に真珠腫性中耳炎に対する内視鏡での治療
この治療については、以前に書いてますのでよければそちらをご覧ください(^-^)
(⇒2017年3月23日『耳手術の新しい波』)
・遺伝性難聴の診断・治療
生まれた時から聞こえが悪い先天性難聴は1000人に1人と言われ、その半分は遺伝的な原因があるとされています。
Pendred症候群という遺伝性難聴のなかでも2番目に頻度の多い病気がありますが、最近慶応大学でiPS細胞を使った研究が行われ、新しい治療法が開発されています。
遺伝性難聴は基本的に治療が困難なのですが、実用化されれば本当に画期的ですね(^^)
・人工聴覚器
補聴器から人工内耳、残存聴力活用型人工内耳、骨導インプラント、人工中耳などなど...
難聴の治療のために使われる機器はどんどん進化しています。
そんななか、一番面白かったのがこれ。
『Sound bite』というものらしいです。
耳の後ろに補聴器のようなマイクをつけて、そこで拾った音を歯につけた機械に転送。
歯から骨を通して(骨伝導)、音を感じる仕組みのようです。
取り外しも簡単にできるようで、なにより手術も不要。
残念ながら日本ではまだ未承認のようですが、凄い発想ですね~(^^)
熊本市の耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
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