たかむら耳鼻咽喉科

耳・花・喉・アレルギーのクリニック 096-382-8700

もぐらタイムズ

もぐらタイムズ

熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ

のどの記事一覧

Posted:2018.11.05 | Category: 医療系のお話 のど

前回、新たに勤務になった髙村晴香医師についてご紹介しました。

彼女は大学院を卒業しています。
大学院生は様々な研究を行い、『学位論文』というものを書いて審査を受けて卒業します。

彼女の学位論文は...


ラット反回神経再建にともなう甲状披裂筋内筋衛星細胞活性動態ならびにMyoD発現動態に関する研究





うん、題名だけ読んでもなんのこっちゃですね(^-^;





簡単に説明してみます。


まず、反回神経というのは声帯を動かす神経です。


声帯は声を出す時や息を吸う時に動きますが、なんらかの原因で反回神経が麻痺すると声が出にくくなったり(特に息がもれるような声)や誤嚥しやすいなどの症状がでます



筋肉というのは神経によって動き、神経が麻痺してしまうと筋肉も萎縮してしまうので反回神経麻痺を起こすと声帯は委縮してしまいます。



そこで、熊本大学の耳鼻科では声帯に他の神経を埋め込むことで声帯の筋肉を復活させるような手術をよく行っていました。
声帯の動きが正常に戻るわけではないですが、筋肉の委縮が改善することで声を改善させるというわけです。



で、この研究ではその筋肉が回復する過程で色んな細胞などがどのように変化するかを見ています。
さらにこの回復過程で薬と投与するなどして回復を助けることができるかということも検討し、実際の現場にも役立てていくというものです。



簡単に説明したつもりですが、やっぱりややこしいですね(・_・;)



ちなみに反回神経も結構ややこしい走行をしています。

hankaisinkei01.jpg

甲状軟骨とは『のどぼとけ』のある軟骨です。
反回神経は首から下方に走って、右は鎖骨下動脈、左は大動脈弓という血管をくぐるようにして上方に戻ってきます(だから"反回"神経)。
この解剖は医師国家試験でも頻出です(^-^;



長い距離を走っているので、様々な部分で障害される可能性があり、多いのは甲状腺、食道、血管の病気です。
病名としては甲状腺がんや食道がん、大動脈瘤など




声について悩まれる方は非常に多いし、声というものは人の生活に非常に大切なものです。
声の医療もこういった地道な研究の積み重ねで少しずつ発展するわけですね(^^)

Posted:2013.06.27 | Category: のど 医療系のお話

魚を食べていてのどが「チクッ」

経験のある方もいらっしゃるでしょう。

そんな時

「ごはんを飲み込めばいい!」

これは皆さん聞いたことがあると思います。
でも、これが危険な場合もあるのです。

というのも刺さっていた骨がさらに深く刺さってしまったり(場合によってはのどの粘膜に完全に埋まって取れなくなったり)、傷が広がる可能性があるのです。

そんなときは喉仏(のどぼとけ)を指でつまみ左右に動かしてみてチクリと痛みが走る時は骨が刺さっていることが多いです。また、食事の次の日まで痛みが続くなどあれば耳鼻科受診をお勧めします。
口から見える場所、例えば扁桃腺に骨が刺さっていることもあり、その場合は簡単に取り出せます。
のどの奥に刺さっている場合は内視鏡で取れることもあります。

また、刺さった傷跡だけで何もないこともありますが、刺さったままにしているとどんどん深く刺さっていき、腫れあがってしまい、手術をしないと取り出せないということもあります。

いずれにせよ症状が続くのならば一度受診をお願いします。
魚の骨が刺さることは特にお子さんにも多くみられます
食事の際はしっかりと気をつけてあげてください。

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日