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鼻の記事一覧

うわぁ...( ;∀;)
今年はホントにスギ花粉が猛威を振るっております。
花粉症の薬、つまりアレルギーの薬はたくさんあるのですが、どのように選ぶのか。
症状は鼻水が多いのか、鼻づまりが強いのか、かゆみが強いのか。
これまではどのような薬を使ってきて、効果はどうだったのか。
アレルギーの検査を受けている方はどの程度アレルギーが強いのか。
もちろん鼻の中の所見はどうか。
といったことを参考にしながら治療を考えるわけですが。
『去年はこのお薬で大丈夫だったんだけど、今年は効かない』
という話もよく聞くので、今年は最初からいつもより強めにお薬だすことが多いです(*_*;
お薬の希望で多いのが、できれば眠くならないお薬がいいということ。
眠くならない薬で有名なのがアレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)、デザレックス(現在出荷停止中)、ビラノアがあります。
アレグラ、クラリチンはすでにOTC(一般用医薬品)としてドラッグストアでも購入できますね。
鼻水鼻づまりが治まっても眠気が強くて集中力がなくなってしまうと、結局お仕事や勉強にも支障を来してしまいますからね。
とはいっても効果も大事(^-^;
眠くならない薬はやっぱりアレルギーを抑える効果も優しめです。
というわけで、アレルギーが強い方や今年のように花粉が大量の時は効果がイマイチなこともあります。
じゃあどうするか。
アレルギー診療ガイドライン的には『ステロイド点鼻薬』や『抗ロイコトリエン薬』などを追加する方法が勧められます。
それでも症状が抑えられない場合は?
色々方法はありますが、薬で眠気がある場合でも『夜寝る前だけなら大丈夫』という場合は夕食後や就寝前に強めのお薬を使い、朝は眠気の出ないお薬を使用するという方法もあります。
ただ、眠気が強く出る方は夜に飲んで次の日の昼まで眠気が続いたりする方もいるので、その場合は注意が必要。
眠気ってかなり個人差があります。
例えば眠気が強く出やすい古いアレルギーの薬、ポララミンなんかでは眠くならないけど、アレグラで眠くなるという方もいます(^-^;
一般的には作用が強いと言われているお薬を使っても効果が薄いのに、軽いお薬にすると効果がしっかり出るということもあります(・_・;)
自分に合ったお薬を見つけるのもアレルギーには大事ですね。
どうぞ医師と相談しながら探してみて下さい(*^^*)

花粉飛散増えてきているようですね~
既に症状が出てきている方、まだ出てきてないけど毎年花粉症で苦しんでいる方、はやく薬使いましょう(゜゜)
この時期はよく質問されます。
『花粉症(アレルギー)に効く食べ物はありますか?』
ちなみに以前にも似たようなブログ書いてます
(⇒2018年9月12日のブログ『花粉症を抑える食べ物』)
『現役医師に聞く!花粉症を抑える食べ物!』みたいなアンケート調査のニュースを以前に見たことがあるのですが、その結果は...
『何もない』が過半数でした(^-^;
次点で『ヨーグルト』。他は少数意見のみ。
ヨーグルトが花粉症を抑えるというのは結構いろいろ調査・報告されていますので、有効なのかな~っと私も考えています。
他にも納豆とかお茶とか検索すると色々出ますけど...
正直な話、毎日いろいろ食べ続けるよりお薬毎日飲んだほうが簡単だし効果も確実だと思いますね((+_+))
それから『運動で体の免疫力アップして花粉症を治そう!』みたいな記事も見つけましたが...
免疫力アップしたら花粉症は悪化するんじゃね( ゚Д゚)?
という残念なツッコミになってしまいます。
別に花粉症でも運動するのは全然問題ありません。
ただし室内であれば、ですけどね(^^)
2月9日(土)夜は勉強会参加。
鼻アレルギーの勉強会ですが、今回は特別講演として
『アレルギー性鼻炎の病態と神経メカニズム』
というお話がありました。

自律神経、交感神経と副交感神経が鼻炎にどのように関わっていて、どういった症状を起こすのか。
そしてそれを利用して治療に繋げることはできないか?
というお話。
正直、非常に興味深かったです(^^)
色んな鼻炎については当ブログでも去年まとめて書きましたが、その中にも自律神経という言葉は何回もでてきましたね。
⇒2018年12月24日のブログ『いろんな鼻炎 part1』
⇒2018年12月27日のブログ『いろんな鼻炎 part2』
いくつかご紹介します。
・光刺激によるくしゃみ
まぶしさを感じると発作的にくしゃみが出ることがありますか?
これは『光くしゃみ反射(Photic sneeze reflex)』とも呼ばれてる症状です。
常染色体優性遺伝という遺伝パターンで、とある研究では欧米では人口の1/4程度に存在するとも言われています。
周りにそういう人がいないので、私もあまり気にしていませんでしたが、かなり多いんですね。
戦闘機のパイロットが戦闘中にくしゃみがでるといけないので、軍事関係の研究としてどの波長の光がくしゃみを起こしやすいか、サングラスのフィルターでカットできないか、という研究が行われているそうです。
同じように満腹感やトイレでくしゃみが出る人もいます。
これらの原因ははっきりと解明されてはいないのですが、"parasympathetic summation theory"という説が考えられているそうです。
これはある部位で高まった副交感神経の活動が他の部位の副交感神経の活動も活発化するという説で、まぶしさを感じたときは縮瞳(瞳孔が縮まる)を起こす為に動眼神経という神経の副交感線維が活動します。この時に鼻の副交感神経も高まってしまうという説です。

(ちゃんとメモしながら勉強中( ..)φ)
・神経反射を用いた鼻症状の制御
では、このような人体の仕組みを使って逆に鼻炎を抑えることはできないか?
温熱療法といって鼻の中の温度や湿度を高くすることで鼻炎の症状を抑えられることは昔から知られています。
同じように鼻以外に刺激を加えることで鼻炎症状を抑えるものとして一番ご家庭でもできそうなのが『足湯』です。
足湯に入ると当然足の温度は上がりますが、その時に鼻粘膜の温度も上昇するという実験結果があります。
それによって鼻の通りが良くなるという結果わけです。
(ちなみに足を冷やすと鼻の通りは悪くなるようです。)
なので鼻炎症状に困っている方は足を暖かくすることは大事かもしれません(^^)
もう一つ
片方の脇の下を圧迫することで逆側の鼻の通りが良くなることも昔から知られています。
"axillary pressure"と呼ばれるものですが、特に脇の下から肩甲骨周りを圧迫することで自律神経の反射を起こすことができるようです。
『なら両方圧迫すれば両方の鼻の通り良くなるんじゃね?』
と思ってしまいますが、残念ながら両方を圧迫すると逆効果で両方とも鼻づまりになってしまうんです( ;∀;)
片方の鼻が狭かったりして、つまり気味の方には良いかもしれません。
(ただし無理に圧迫しすぎたりしないようにしてください(^-^;)
まだなかなか実際の治療に使えるようなものは多くないですが、こういった研究が将来的に画期的な治療につながっていくかもしれません。
面白い勉強会でした(*^^*)
インフルエンザ流行が一旦落ち着いたところで、やはりきました。花粉。

こんな感じで2月中旬くらいから飛散する予報がでていたのですが...
先週からすでに花粉症症状が出ている方が結構います。
本格的な花粉飛散が始まる前にお薬使っておいた方が楽ですよ~(^^)

熊本は例年より花粉飛散が多い予想です。
毎年書いているように、花粉症はお薬も大事ですが、そのほかの対策も大事。
一番は花粉を浴びないようにすることです。マスクの着用や花粉がつきにくい服装、洗濯物を外に干さないなど、色々できますからね。
この時期はドラッグストアなどにも花粉症対策グッズが並びます。
色んなマスクやゴーグル、ヨーグルトやビタミン剤なんかも宣伝されてますね(゜゜)
なにか目新しい物はないかと調べてみた結果...
なんだこれ( ゚Д゚)
その名も『USB花粉ブロッカー』
...USB?

なんか横から出てる(*_*;

上にファンがついてるだと...(@_@)
ここまで密閉されればそりゃ花粉は入ってこないでしょうね(^-^;
ただ家に帰ってから服やマスクについた花粉を吸いこんだりしても症状でちゃいますから、厳重なマスクをしただけで安心しないようにしましょう(^^)/
ちなみに、Amazonで上の『USB花粉ブロッカー』を探してみてください。
すごい価格ですから( ;∀;)
鼻炎のことばっかり続けて書いております。
年を越さないように今回で終わらせます!!

今回は赤枠で囲った部分です。
◎過敏性非感染性
・うっ血型
薬剤性鼻炎
⇒非ステロイド抗炎症剤、降圧薬、経口避妊薬などで鼻づまりが出ることがあります。
治療は原因の薬剤を中止することです。
特に血管収縮薬がはいった点鼻薬によるものを"点鼻薬性鼻炎"と呼んだりもします。
(詳しくはコチラ⇒2017年3月13日のブログ『点鼻薬について』)
心因性鼻炎
⇒ストレスが原因の鼻炎で、やはり自律神経のバランスが崩れることで血流が乱れることが原因と言われています。
一番の治療はストレスの解消でしょう。
妊娠性鼻炎
⇒妊娠によるホルモンバランスの変化によって鼻づまりを起こします。
特に妊娠中期(5か月頃~)に症状が出やすいようです。特にもともとアレルギー性鼻炎があるとさらに悪くなりやすいです。
妊娠中でも使用できるアレルギーの薬は色々ありますので、症状が強ければ我慢せず耳鼻科を受診しましょう。
内分泌性鼻炎
⇒甲状腺機能低下や亢進と鼻炎が関連していると言われていますが、正直ほとんど聞いたこともありません(^-^;
寒冷気性鼻炎
⇒冷気吸入性鼻炎や血管運動性鼻炎と似たような感じですが、体、手足に冷たい刺激が加わることによって鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりを起こすというものです。
・乾燥型
乾燥性鼻炎
⇒特に冬は空気が乾燥することで、粘膜が過敏になっていまいます。粘膜も傷つきやすくなり、出血したり、かさぶたがつきやすくなると鼻づまりも悪化してしまいます。
◎刺激性鼻炎
物理性、化学性、放射線性鼻炎
⇒これは読んで字の如く様々な刺激によって鼻炎がでる状態です。
例えば、お仕事などで刺激の強い薬品などを扱ってる方。
放射線治療でも粘膜に炎症を起こし、鼻炎症状を起こすことがあります。
◎萎縮性鼻炎
⇒鼻の粘膜が萎縮(やせてしまう)することによって、鼻の中が乾燥し、出血しやすくんることでかさぶたがつきやすくなります。かさぶたによって鼻づまりが生じたり、嫌なにおいがすることもあり"臭鼻症"とも呼ばれます。
あまり多くない病気ですが、かさぶたがつきにくくするため鼻の乾燥予防や軟膏を塗ったりして治療します。
ちなみに"萎縮性鼻炎"とweb検索すると『豚』の病気がいっぱいでてきます(・_・;)
◎特異性肉芽種性
⇒肉芽腫(にくげしゅ)というものを伴う鼻炎。肉芽腫とは、慢性的な炎症を起こした際などに出来る肉の塊のようなものです。結核や梅毒などでもできます。
鼻の中で肉芽腫を作る病気として有名なのは"多発血管炎性肉芽腫症"(以前はウェゲナー肉芽腫症と呼ばれてました)があります。
いずれにせよ、治療に難渋する病気が隠れていることが多く、詳しく検査する必要があります。
はい、というわけでそれぞれの鼻炎の解説でした!
読めば気付かれる方もいらっしゃると思いますが、鼻炎ってだいたいが"何らかの刺激があって、鼻が調子を崩す"という感じです。
そして鼻炎で使用するお薬ってあまり多くありません。抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)、ステロイド点鼻薬、あと漢方薬なんかですね。
でも一番の治療法は、このブログでも何度も書いてますが、"原因をなくすこと"です。
花粉症なら花粉を浴びないこと、市販の点鼻薬が原因なら使用しないこと...
風邪をひかないこと!
これがやっぱり大事ですね(*^^*)
皆さんも年末年始風邪をひかれないようにしてください(^^)/
(これで上手くまとめたつもりです)
はい、引き続き鼻炎について書いていきますよ~( ..)φ
アレルギー性鼻炎については前回書きましたので、それ以外の鼻炎について

前回も載せましたが、鼻炎の種類ってたくさんあるんです。
(一番左の列が日本の鼻炎分類です)
この表の上の方から書いていきましょう(゜゜)
◎感染性
・急性鼻炎
⇒基本的にウィルスなどの感染によっておこる鼻炎です。つまり『鼻かぜ』ですね。
鼻が過敏になって軽い刺激でくしゃみがでることもあり、『鼻水』『鼻づまり』『くしゃみ』というアレルギー性鼻炎と同じような症状を起こします。
ウィルスの風邪は特に治療しなくても自然と治りますが、急性鼻炎から細菌が増えて副鼻腔炎を起こすこともあります。
治療はアレルギー性鼻炎と同様に抗ヒスタミン薬を使用することが多いです。
他の鼻炎でも言えることですが、お子さんでは鼻水が奥に溜まってしまい細菌が増えやすくなりますので、鼻をしっかり吸引したりして掃除してあげることも大事です。
・慢性鼻炎
⇒慢性単純性鼻炎と肥厚性鼻炎とに分けられます。
どちらも慢性的な炎症によるものです。特に肥厚性鼻炎は長引く炎症によって粘膜が腫れてしまった状態で、鼻づまりがなかなかとれない状態になります。
一度腫れあがった粘膜はなかなか薬で治すことが難しいこともあり、特に慢性副鼻腔炎を同時に起こしていたすると手術で粘膜を取り除くこともあります(粘膜下下鼻甲介切除など)。
◎過敏性非感染性
・複合型(鼻過敏症)
アレルギー性
⇒省略 前回の記事をご覧くださいm(__)m
(2018.12.17のブログ『アレルギー性鼻炎の診断とは?』)
非アレルギー性...アレルギー、炎症とも証明できない鼻炎
血管運動性鼻炎
⇒寒暖差アレルギーとも呼ばれることもあり、急な温度の変化や食事・飲酒などによってアレルギー性鼻炎と似たような症状を起こします。
激しい寒暖差によって自律神経の働きが異常を起こし鼻が過敏になっているとも言われます。
治療はアレルギー性鼻炎と同様ですが、特にステロイド点鼻薬が有効なことが多いです。
好酸球増多性鼻炎
⇒鼻水の中にアレルギーに関係する"好酸球"という細胞が増えているけど、他のアレルギー検査をしてもアレルギーの原因がはっきりしないという感じです。症状は普通のアレルギー性鼻炎と同じ感じですが、高齢者や女性に多いという話もあります。
前に書いた『局所アレルギー反応性鼻炎』と似たような感じですね。
・鼻漏型
味覚性鼻炎
⇒刺激の強い食べ物をたべると鼻水が増える。
辛い物とか食べると鼻汁増えますよね(^-^;
冷気吸入性鼻炎
⇒冷たい空気を吸った刺激で鼻水が増える。
老人性鼻炎
⇒高齢の方で、原因はわからないが透明の鼻水が大量に出る状態。
これらの鼻炎はアレルギーのお薬を使ってもなかなか鼻水が止まらないことが多いです。
点鼻薬が効いたり、漢方薬が効果があることもあります。
と、ここまでガンガン書いてきましたが...
細かく書きすぎた( ;∀;)
文章を長く書きすぎる悪い癖がなかなか治らんのです...
まだまだ長くなりそうなので、また続きは次回にm(__)m
はい、前々回に予告しておりました話題です。
『鼻炎』といっても色々な種類があるわけで...

こちら、とある論文から引っ張ってきたものです。
一番左側の列が日本の分類ですが、『鼻炎』といってもこれだけ細かく分けられています(^-^;
この中で一番有名なのが『アレルギー性鼻炎』になるわけですが...
こんなにたくさん種類がある中で耳鼻科医はどのようにアレルギー性鼻炎を診断しているのでしょう?
耳鼻科で鼻の中を見られて『アレルギー性鼻炎ですね~』っといきなり言われたことがある方、多いんじゃないでしょうか。
鼻をちらっと見ただけでわかるんかい(; ・`д・´)!?
と、ツッコミをいれたくなる気持ち、ごもっとも(^-^;
でも鼻を見ただけでわかることって多いんです。

こちら、正常の右の鼻を正面から見たところです。

そしてこれがアレルギー性鼻炎のお鼻です。
全然違いますでしょ(^^)
鼻の粘膜が腫れ、サラサラ透明な鼻水が多いのが典型的なアレルギー性鼻炎の状態です。
これだけ見た目がわかりやすいので、パッと見ただけでもほとんど診断できちゃうわけです(もちろん見ただけじゃわからない場合もありますが)。
学校健診なんかでもアレルギー性鼻炎は見つかりますもんね。
さらに、アレルギーの原因でも鼻の見た目が変わります。
ダニ・ハウスダストが主な原因の『通年性アレルギー性鼻炎』の場合
⇒鼻の粘膜は『蒼白(青白い)』で、浮腫(水膨れ)のように腫れます。
花粉が原因となる『季節性アレルギー性鼻炎』の場合
⇒鼻の粘膜は『発赤(赤い)』で、充血した感じで腫れます。
鼻を見るだけで、たくさんの情報を得ることができるわけで、しっかり鼻を見ることは診断に非常に重要なわけですが...
同じくらい重要なのが『問診』です。
どのような症状がいつでるのか?
季節によるものなのか、それとも場所によるものか、なにか他に誘因はないか?
さらに目のかゆみ、皮膚のかゆみなどの症状はないか。
これだけでもだいぶ診断が絞れます。
例えば...
毎年、2月~4月の間に鼻水、くしゃみが出る。目のかゆみもある。
となればまずスギの花粉症を考えます。
一年中、鼻水鼻づまりがあり、特にホコリっぽいところで症状が強い。
となればまずハウスダストアレルギーでしょう。
『鼻の中の見た目』『問診』
この2つでほとんどの場合は診断とアレルギーの原因まで推定できるわけです。
さらに検査を加えれば診断が確実なものとなります。
・鼻汁好酸球検査
鼻水の中にアレルギーに関連する『好酸球』という細胞が増えているか顕微鏡でみる検査
・皮膚反応検査
皮膚に傷をつけてアレルギーの原因と思われる物質をつけ、そこが腫れるかどうかでアレルギーがあるか見る検査
・血液検査
IgEというアレルギーに関連するタンパク質の量を測ります。
特異的IgE検査:様々な物質についてアレルギーの原因か調べる
非特異的IgE検査:特定の物質ではなく、IgE全体の量を調べる
この辺りがガイドラインでも勧められている検査です。
ただ、実際は鼻の見た目や問診である程度診断して、血液検査でアレルギーの原因を確認するという流れが多いと思います。
(鼻汁好酸球検査や皮膚反応検査も最近はあまり行われていないかと)
アレルギー性鼻炎診断の実際はこんな感じ。
では他の『鼻炎』は?
長くなったのでまた次回に(^_-)-☆
熊本市の耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
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