たかむら耳鼻咽喉科

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医療系のお話の記事一覧

Posted:2018.02.13 | Category: 医療系のお話 雑談

昨日2月12日は休日当番医

連休中の当番医ということで、かなり患者さんも多くお待たせする時間も長かったかと思いますm(__)m

当院は医師2名体制なので、まだ待ち時間は短い方だとは思うのですが、どうしても当番医では当院が初めてという患者さんばかりになりますので、細かい問診などに時間がかかります。
さらに鼻出血やめまい、切開が必要な中耳炎などで時間がかかることもあり、待ち時間が長くなってしまいますm(__)m



そして昨日もやっぱりインフルエンザは多かったです。
昨日だけで数十人陽性。だいたいB型、ときどきA型という感じでした。


熱も40℃から37℃前後の方まで様々で、倦怠感が強くぐったりしている方もいれば、ケロッとしている方も。
インフルエンザも普通の風邪もそうですが、個人個人で症状に差があります。


『隠れインフルエンザ』という言葉が最近盛んに言われていますが、以前から症状の軽いインフルエンザはあります。
基礎的な体力や免疫力などで症状は変わってきます。


なので元気いっぱいで食欲もあるのに学校や会社を休まなくてはならない人も(・_・;)
子どもだと『学校お休みね』と伝えると明らかに嬉しそうな顔を見せる子もいます(^-^;



やっと寒さのピークも過ぎた感もありますが、受験シーズンも到来しており、皆さん引き続き体調にはお気を付けください(^^)/

Posted:2018.02.09 | Category: 医療系のお話 鼻


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2月12日(月・祝日) 休日当番医  診療時間9:00~17:00

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前々回のブログで『2月10日くらいには花粉前線が九州に上陸するようです。』と書きましたが、、、

kahun2.9.png

すでに少しずつ飛散しているようです(*_*;

もう症状が出始めた方もいて、すでにお薬を1~2か月分処方して本格的な飛散に備えていただいてます。



花粉症の治療の大前提は『花粉を体の中に入れない』ことですので
・マスクや帽子、ゴーグルの着用
・花粉が多い日は洗濯物を外に干さない
・部屋の清掃
なども重要です。


また、『市販のお薬を使っていたけど、効果がなくて...』という方も結構いらっしゃいます。

ドラッグストアなどで購入できる薬は基本的に古いお薬です。
なので、アレルギーのお薬であれば眠気が強かったり、口が乾いたり、効果が弱かったりします。


また、市販の点鼻薬についても、基本的には習慣的には使わないほうがいいものが多いので注意が必要。



そして毎年スギ花粉症に悩まされている方は舌下免疫療法を検討ください。
(⇒舌下免疫療法のページ

花粉シーズンには開始できませんので、症状が落ち着いてからの開始になりますが全国的にかなり良い成績がでています。


どうぞご相談ください(^^)/

Posted:2018.02.01 | Category: お知らせ 医療系のお話

さぁ2月になりました!!
2月の予定です。

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2月7日(水) 院長不在
2月12日(月・祝日) 休日当番医  

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です!
診療時間などは通常通りです。


インフルエンザは少し落ち着いてきた印象がありますが、まだまだ流行っています。
かなりの割合がB型ですね。



そして2月からはいよいよスギ花粉症が始まります。

現時点での予報では、2月10日くらいには花粉前線が九州に上陸するようです。

kahun2018.jpg
今年の花粉は日本気象協会の予測では例年よりやや多め。
去年はかなり多めでしたので、それよりは少ないというのが大方の予想です。


毎年スギ花粉に悩まれている方は、お早めに受診を。
症状が悪くなってからお薬を使ってもなかなかすぐには収まりません。


そのため、昔は花粉症の初期治療といって『症状が出る前』からお薬を開始する方法が勧められていましたが、ちょっと前から『症状が出始めてから』お薬を使用すれば問題ないという風に変わってきました。


あくまでも『症状が出始めてから』ですので、『症状がひどくなってから』では遅すぎますからね~(^-^;

Posted:2018.01.26 | Category: 医療系のお話 補聴器

先日購入しました

DSC_1996.JPG
『よくわかる補聴器選び 2018年版』

この手の本は毎年のように購入して待合室に置いてます。
ちゃんと耳鼻科医が監修しているので、安心の内容。


人気があるのか、結構すぐボロボロに(^-^;


DSC_1995.JPG
今年の一番のテーマはこれ

『補聴器で健康寿命をのばす!』


難聴があると、認知症、鬱病になりやすいというのは有名な話です。
本の中ではさらに、難聴と寿命、難聴と収入、難聴と交通事故、難聴と転倒なんかについても書かれています。


聞こえない状態、つまり外から情報が入ってきにくい状態というのはやはり良くない。



しかし、この本にも毎年書かれていますが、日本の補聴器の現状はあまりよくありません。


補聴器の普及率が低いのもあるのですが、なんといっても購入後の満足度非常に低い!
ヨーロッパ各国が70%以上に対して、日本は30%台という残念過ぎる結果。


日本人の国民性という面もあるとは思いますが、それでもやはり低すぎ...
補聴器の機能はどんどん良くなって便利な機能もたくさん増えてきているのに、満足されていないという現状は重く受け取るべきでしょう。



前から何度も書いてますが、補聴器で重要なのは調整を繰り返すことです。


ろくに視聴もさせずに、いきなり無駄に高級な補聴器を両耳分売りつけるような販売店には気をつけましょう( 一一)

DSC_2002.JPG
待合室に置いてますので、興味のある方はどうぞ(^^)


Posted:2018.01.22 | Category: 医療系のお話

1月20日(土)の勉強会

DSC_1980.JPG
写真撮った時はまだガラガラですが、最終的には結構な人数が集まりました。
(今回は専門医の単位がもらえるから(^-^;)


DSC_1981.JPG
メインの話題は甲状腺がんについて


甲状腺は"のどぼとけ"の下の気管の周りにある臓器。
甲状腺ホルモンを産生しています。

バセドウ病や甲状腺機能低下症・亢進症などの病気が有名ですね。


で、この甲状腺にも悪性腫瘍が発生します。


今回の勉強会では甲状腺がんの基本的な知識から、日本での甲状腺がんの治療と欧米での治療の差、最新の治療についてなどなど。


甲状腺がんは診断がつけば基本的に手術。
欧米では癌が小さくても甲状腺を全部とってしまう。日本ではなるべく残すように手術する。


日本と欧米では甲状腺がん自体に違いがあります。
日本の甲状腺がんのほとんどは"乳頭がん"と呼ばれるもので、一般的には進行が遅く、治療すれば治る確率も90%以上とされています。

そのほか、医療環境の違いなど様々な理由から治療法にも違いが生まれてくるわけです。


甲状腺がんは進行が遅いタイプであればなかなか症状はでません。
健診で超音波検査を受けて異常が発見されるというパターンは非常に多いです。

最初に出る症状としては首に"しこり"が触れるというのが多いのではないでしょうか。



甲状腺がんの治療では、手術に加えて放射性ヨード内用療法やホルモン療法が一般的に行われます。
最近ではそれに加えて"分子標的薬"という治療薬が加わりました。


"分子標的薬"というのは病気の細胞の表面にあるタンパク質などをターゲットにして攻撃するお薬で、一般的な抗がん剤よりも副作用も少なめです。

肺がんに使用するイレッサが有名ですが、現在では様々ながんに対する分子標的薬治療が行われています。



がんの治療も日進月歩。
今ではあまり関わることは多くないですが、しっかりついていきます(; ・`д・´)

Posted:2018.01.16 | Category: 医療系のお話

インフルエンザがどんどん流行ってきており、当院でも連日2ケタに到達しています。

学級閉鎖の話もチラホラ。


今年のインフルエンザはA型もB型も両方同時に流行しています。


熱も40℃以上の方から37℃くらいの方まで様々。
症状も典型的には関節痛、頭痛、倦怠感などですが、咽頭痛(のどの痛み)という方も結構います。


子どもでは高熱でぐったりしている子もいれば、元気に遊びまわってるのにインフルエンザ陽性の子もいます。
『学校お休み』と言われて少し嬉しそうにしてたり(^-^;


先週の極寒から打って変わって、今週は非常に暖かくなりましたが、まだまだ流行は続きそうですので、予防策はきっちりとしましょう(^^)

Posted:2017.12.15 | Category: 医療系のお話

冬になると中耳炎や副鼻腔炎が悪化するお子さんが非常に増えます。
お薬を使いながら時には鼓膜切開などしながら治療をするわけですが、耳鼻科って毎日のように通院するイメージがありますか?



昔々の耳鼻科と言えばひたすら毎日通院して鼻水を吸引してネブライザーをするということがありました。

しかし、新しいお薬や治療法が確立し、副鼻腔炎も中耳炎も非常に治りやすくなりました。特に抗生剤が色々出来たり、マクロライド少量長期療法といったものですね。



それによって毎日通院させて鼻水吸引⇒ネブライザーのみするということは最近ではほぼないかと思います。


だいぶ昔にそういう病院に手伝いに行ったことがありますが、ホントにひたすら鼻水吸引ばかりの繰り返しで(^-^;
流石に最近ではそんな耳鼻科はないと思います(*_*;



特に自分で鼻をかんで上手に鼻水を出せるお子さんや大人の方はわざわざ鼻水を吸引しに通院する意味はあまりないでしょう。


まだ鼻をかめない小さなお子さんはしっかり鼻水を吸引することで副鼻腔炎も中耳炎も治りやすくなりますので、どうしても鼻水がつまってとれない時は耳鼻科を受診していただいた方が良いと思います。


2~3歳でも自分で上手に鼻水を出せるお子さんはいます。
そういうお子さんは非常に治りが良いし、中耳炎にもなりにくいので、お薬も本当に最低限で済んじゃいます。


逆に5~6歳でも鼻をかまない、かめないお子さんは鼻を「すする」方が癖になっていることが多く、中耳炎にもなりやすくなります。

ついでに鼻を「ほじる」癖がある子も多いです(^-^;


結論
頑張って小さいうちから鼻かみを練習しましょう(^-^)

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
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