たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2020.05.25 | Category: 医療系のお話

緊急事態宣言が全国的に解除され、新型コロナウィルスの恐怖から少しずつ解放されていきそうです。

とはいってもやはりまだ注意は必要ということで、感染予防は続けていく必要がありますし、休業要請も段階的に緩和していく形のようですね。


そしてこれからもマスクの着用は続けていく方が多いかと思います。

...だいぶマスクの値段も下がりましたし(^-^;


マスクの話題なのですが、日本小児科医会(学会ではない)から見解が発表されました。
(一般向けなので、誰でも見れます)
コチラ


要約すると
2歳未満は子どもが感染することは少なく、重症化はさらに少ない。
むしろマスクによって窒息したり、熱がこもって熱中症になる危険性の方が高い。

ということですね。

日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカでは以前から同じように警告されています。
マスクによって心臓や肺にどこまで負担がかかるかは不明ですが...

確かにマスクで隠されて嘔吐に気付かず窒息したり、顔色の変化に気づきにくくなる危険性はありそうです。
特に運動中は危険性が高そうですね。


さらにそもそも2歳未満の子どもが正しくマスクを使えるのか?
という疑問もあります。

マスクは基本的に表面に触らないようにするべきです。
折角マスクでブロックした汚れや細菌、ウィルスなどを手で触って、その後指を舐めたりすると結局体の中に入ることになりますからね。(ウィルスをマスクで防御できるかどうかも議論のあるところですが)


もちろん、2歳未満は何も防御せずに無防備で良いというわけではありません。手洗いなどは大事です。
何事も正しく恐れ、正しく防御することが大事ですね(^^)

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