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2019年7月の記事一覧
先週のことになりますが、7月17日は勉強会参加。
今回は小児科と耳鼻科の合同勉強会です。
去年は6月に開催されてました。
(⇒2018.6.22のブログ『耳鼻科小児科勉強会』)
今回の講演のテーマは『小児の気管切開・誤嚥防止手術』について
(写真撮り忘れたので画像なし(^-^;)
特に手術の方法と手術後の管理についてのお話。
総合病院に勤めていないとほとんど関わることもないテーマですが。
気管切開術というのは、上気道(のど等)に問題があって気道(呼吸の道)が狭かったり、人工呼吸器が長期的に必要だったりする場合に首から気管に穴を開けて、直接呼吸の道をつくる手術。
誤嚥防止術というのは、様々な病気によって誤嚥(食物や唾液が気管に入る)によって肺炎を繰り返す場合等に食道と気道を手術によって分けることで、誤嚥を防止する手術です。
気管切開術は耳鼻科医であれば執刀することも多い手術ですが、誤嚥防止術は適応も限られていますし、気管切開術と比べるとかなり少なくなります。
実際の術中・術後の画像を見ながら術式の選択、術中の注意点、術後管理の要点を説明され、改めて勉強になりました。
講師の先生は私の大学病院時代にたくさんの手術を一緒に経験させてもらった大先輩なのですが、細かいところまで気を配ってしっかり治療される先生で、やっぱりすごい(@_@)
細かい手術方法などについてはここでは書きませんが、やはり手術では解剖を熟知している必要があり、個々の症例により術式を考える必要があり、もちろん術後のことまで考えて手術しなくてはなりません。
特に気管切開術や誤嚥防止術は術後に気管孔という穴が首に残りますので、術後も非常に重要です。
今現在はほとんど関係することもないテーマですが、かといって知識を錆び付かせるわけにもいきませんから。
たまに自分に刺激を与えるためにもやはり勉強会は大事ですね(@_@)
前回の『舌が黒い』に引き続き、『舌が白い』時のお話です。
これも結構多いですね。
前回書きました『黒毛舌』と同じようなところが結構あります。
(⇒2019.7.12のブログ『舌が黒い?』)
やはり"舌乳頭"が何らかの理由で伸びて硬くなってしまい、これだけでも白く見えることがあります。
さらに、その隙間に食物の残渣が溜まったり、そこに細菌が繁殖することなどでさらに白くなります。
これを『舌苔(ぜったい)』と言います。
原因としては、やはり口腔内の不衛生や抗生剤などの使用が挙げられます。
それから唾液が少なくなり、口の中が乾燥すること。
唾液には口の中の汚れを洗い流し清潔にする役目もありますので、乾燥すると舌苔も溜まりやすくなります。
唾液が少なくなる病気は『シェーグレン症候群』というものもありますが、そういった病気がなくても例えばアレルギー性鼻炎で口呼吸が増えるだけでも口腔内は乾燥しやすくなります。
治療法も『黒毛舌』と似たような感じで、口腔内を清潔にすることや乾燥を予防するだけでも改善することは多いです。
やはり、無理に磨いて舌苔を取ろうとしない方が良いです。
また、『カンジダ』という真菌(カビ)が増殖することで舌が白くなることもあります。
この場合、舌だけでなくのど全体にも白いものが付くことが多いと思いますが、痛みや違和感も強いです。
これについては以前に書きました。
(⇒2019.3.23のブログ『カビの話 のど編』)
そして、一番注意しなくてはならないのが『舌がん(口腔がん)』です。
表面が白くなっている状態で『白板症』というものもあります。これは『前がん病変』とも呼ばれる、後にがんに変わりやすい状態のことです。
硬いしこりが触れたり、見た目から『舌がん』を強く疑う場合もあります。
しかし、見た目的には表面がほんの少し白い程度でがんの初期だったり、前述した前がん病変だったりすることもあります。
『がん』の診断をつけるには基本的に組織を一部採取して顕微鏡で見る『病理検査』というものが必要になります。
体の一部を切り取る検査ですので、白い病変を全て検査するわけにはいきません(^-^;
経過や症状、病変の部位(舌がんは舌の側面に多い)などから検査の必要性を考えます。
舌が白くなっても過剰に心配する必要はありませんが、なかなか改善しなかったり、痛みなどの症状がある場合はどうぞ耳鼻科受診されてください(^^)
前回予告した通り、舌の話の続きです。
『舌の色が変わった』
結構多い訴えです。
特に今回は『舌が黒い』時のお話を。
これは黒毛舌(こくもうぜつ)と呼ばれる病気のことが多いです。
特に舌の中央部分が中心に黒くなることがほとんどです。
前回も書きましたが、舌の表面には"舌乳頭"と呼ばれる突起が密集しています。
この中の"糸状乳頭"がなんらかの原因で角化(硬くなって)し、伸びてしまうことがあります。
こうなると舌に毛が生えたような見た目になり"毛舌(もうぜつ)"と呼ばれます。
これに色が付くことがあり、特に黒くなった場合を"黒毛舌"と呼ぶわけです。
特にカンジダと呼ばれる真菌(カビ)やある種の細菌の増殖によって色が付くと言われています。
で、その原因として多いのは、抗生剤やステロイド剤の使用、殺菌性のうがい薬を使うこと。
これらによって口腔内の常在菌(もともといる菌)が少なくなってしまい、他の菌が増えてしまう"菌交代"が原因となります。
ストレスや体力の低下でも口腔内の細菌のバランスが崩れるとも言われます。
他の原因としては、口腔内の不衛生やタバコによる着色もあります。
治療については、原因となる抗生剤やステロイドが中止可能であれば中止すること。
そして口腔内を清潔にすること。
これだけで改善することが多いです。
舌に色がつくと、歯ブラシでこすって落とそうとする方もいらっしゃいますが、これは勧めません。
歯ブラシは歯を磨くために作られてますので、舌を傷つけることが多いです。
舌を磨くのであれば"舌ブラシ"という舌を磨くためのものがあります。ただし、これもやり過ぎはダメ。
舌の色が変わると、精神的にも嫌な感じがしますが、軽いものなら特に様子を見るだけでも問題ないことがほとんどです。
ただし、『舌が黒い=黒毛舌』ではなく、他の病気がある可能性もありますので、お困りの方は耳鼻科受診をお勧めします(^^)
なんとなく鏡で口の中を見ていると、舌にモコモコとしている部分が...
しかも何個もある?
痛くもなんともないけど...
ということで心配になられて受診される方が時々いらっしゃいます。
で、その中で多いのがコチラ
舌の奥の方でVの字にならんでいるモコモコ。
コレ、結構奥の方を頑張って見ないと見えないので、初めて見ると確かに心配になるかもしれません。
でもこれはもともと誰にでもあるものなんです。
舌の図。
この中の有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)というものです。
舌には4つの乳頭があります。
・糸状乳頭:舌表面の前方2/3ほどに存在。舌の触覚に関係。
・茸状乳頭:糸状乳頭の間にところどころある乳頭。赤い粒のような感じに見えるもの。
・有郭乳頭:奥の方にV字に並ぶ乳頭。
・葉状乳頭:舌の後方、側面にある乳頭。
この4つを総称して『舌乳頭(ぜつにゅうとう)』と呼びます。
この中で、糸状乳頭以外には味を感じるための味蕾(みらい)が存在します。
『舌乳頭の中で味蕾が存在しないのはどれか?』っていう問題が出しやすいので、大学の試験で何度も見た覚えが(^-^;
年に数人はこの舌乳頭を"できもの"と勘違いされて受診されます。
もちろん、舌乳頭以外にできものがある可能性はありますので、気になる方は遠慮せず耳鼻科を受診してください。
唐突な舌の話でしたが、いくつかまだ書きたいことがあるので、舌の話が次回も続きます(^_-)-☆
『こんなことで受診してすいません...』
申し訳なさそうに患者さんから言われることがあります。
多いのが『魚の骨がのどに刺さって痛い』という症状です。
魚の骨を飲み込んでしまった後から痛みが続く場合、絶対に遠慮せず受診してください。
魚の骨をなめてはいけません。
魚の骨がのどに刺さる場合、多いのが扁桃腺(口蓋扁桃)や舌根部(ベロの根っこ)に刺さっている場合が多いです。
この場合、目で見て確認できれば直接摘出が可能です。
少し奥の方になると、喉頭鏡というのどの奥を拡げる器具を使ってとることもあります。
さらに奥になると内視鏡を使用して摘出することもあります。
『魚の骨が刺さったらご飯を飲み込め!』という民間医療(?)がありますが、これは止めたほうがいいです。
うまい具合に骨が抜けてスッキリ!...することもあるかもしれませんが、逆もあり得るからです。
つまり骨がさらに奥まで刺さっていくことがあるわけです。
ちなみにのどだけではなく、食道に骨が刺さることもあり、同じように奥に刺さっていくこともあります。
のどや食道の粘膜の中まで骨が完全に埋まってしまうと、見た目的にも発見できなくなりますし、もちろん摘出も普通にはできません。
症状が続く場合はCT検査まで行って骨を探すこともあります。
で、埋まった骨がどうなるかというと...
さらに奥にどんどん進んでいくことがあるんです。
骨というものは当然清潔ではありませんので、刺さった場所で細菌が増えてしまい、『膿瘍(膿がたまる)』をつくってしまうことがあります。
こうなってしまうと、ほとんどの場合手術が必要になります。
骨を摘出することと、膿を出して感染を制御するためです。
さらに、その先に大きな血管や重要な臓器があったら...
その結果、頸部膿瘍、縦隔膿瘍、食道穿孔などを起こすことがあります。
大動脈穿孔、心タンポナーデ、反回神経麻痺を起こしたという報告もあります。
別に脅かすために書いているわけではないですよ(^-^;
もちろんここまで重症になることは非常に稀ですし...
『こんなことで受診してすいません』なんて全く考えなくて大丈夫です!
というお話でした(^^)
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