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2017年7月の記事一覧
まだすっきりしない天気が続いています。
曇っていても気温が高いと熱中症になることもありますので、水分補給にも気を付けましょう。
前回耳鼻咽喉科臨床学会について書きましたが、その内容についてひとつ。
臨床学会は耳、鼻、のどなど耳鼻咽喉科の領域であれば何でもありな学会なのですが、今回目立ったのがOSAについてのお話。
OSA(Obstructive Sleep Apnea)とは閉塞性睡眠時無呼吸という意味です。
睡眠時無呼吸症候群はOSAとCSA(中枢性睡眠時無呼吸)に分けられ、ほとんどはOSAです。
当ホームページ内でも解説していますので、どうぞご覧ください。
(⇒睡眠時無呼吸のページへ)
OSAの患者は本邦で300万人以上いると言われています。
脳血管障害(脳梗塞など)、心不全、糖尿病などのリスクが上昇することは広く知られていますし、最近では認知量のリスクが2倍になり、10歳ほど差がでるというデータもあります。
OSAの治療はCPAP、手術、マウスピースなど。
治療の中心となっているのはCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)であり、そのために通院しているのは40万人程度。
まだまだ未治療の方、未受診の方が多いということですね。
また、特に手術について
鼻づまりがあっていびき・無呼吸がある方には鼻の手術が選択肢となります。
また、口蓋垂(のどちんこ)が長かったり、扁桃腺が大きかったりするとのどの手術が選択肢となります。
しかし、いびき・無呼吸に対して手術を行っても効果が十分得られないことが度々あり、『手術適応は慎重に考えるべき』という話が多くありました。
逆に、単に無呼吸があるからとCPAPを導入され、効果が乏しいということで改めて検査をすると鼻が悪かったりすることもあるようで、やはり治療を決める前にしっかり検査をすることが必要です。
具体的には、鼻からのどまで狭くなっている箇所がないか、内視鏡で検査することは必須でしょう。
単にCPAPと言っても、最近は機器の進歩も目覚ましく、毎日の睡眠のデータをオンラインで管理することが可能となり保険導入の始まった遠隔医療についても期待が高まっています。
また、無呼吸があっても鼻の内服治療や、日常生活の改善(ダイエット、禁酒など)によってCPAPまで使用しなくてよいことも多々ありますので、まずは一度受診しましょう(^^)
下関から帰るときに少しだけ寄れた唐戸市場。
大雨で漁ができなかったせいか、生のお魚などは全然いませんでした(*_*;
告知していました通り、7月6、7日と山口県で耳鼻咽喉科臨床学会に参加してきました。
こちらも酷い大雨だったようですが、山口でも2日間通してほぼ雨。
ほぼ学会場内にいたのであまり影響はないのですが、学会中にスマホから警報音がちょこちょこと鳴ってました( 一一)
会場は山口県下関市海峡メッセ
会場横には『海峡ゆめタワー』
全長153mと、結構高い。
時間が空いた隙に上ってみると...
タイミングよく少し晴れ間が見え、関門海峡がばっちり見えました。
少し方向を変えると
中央に見える小さな島がいわゆる『巌流島』。正式名称『舟島』。
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦ったとされる島ですね。
さて、学会前から聞きたいと思っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
特別講演
"「酒屋万流」今、日本酒が面白い。水害からの復旧..."
澄川隆俊(株式会社 澄川酒造所)
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ばっちり聞いてきました。
最近の日本酒の動向
水害直後から現在まで
なぜ日本酒には山田錦を使うのか
などなど、非常に面白いお話を聞いた後は...
ズラッ!!
まだ学会中なのに、会場に大量のお酒が!!
澄川酒造の『東洋美人』!!!
去年ロシアのプーチン大統領が訪日された時に振舞われたお酒で、合同記者会見でプーチン大統領が一言目に絶賛し、話題となりました。
おかげで大ブームとなり、入手困難な状態が続いていました。
私も初めて頂きましたが...これは美味い!!!!
まさに雑味のない味。そして後味が最高です。
つまみとして竹輪とかまぼこも大量に振舞われました。
酔っ払い集団 ← →真面目に勉強している方々
日本でこんな学会なかなかないですな(^-^;
勉強もガッチリしてきましたので、次回から最新の治療法など紹介していきます(*^^)v
Posted:2017.07.05 | Category: 雑談
昨日の台風は一時的に凄かったですね。
なぜか当院では入口の自動ドアが暴風によって(?)勝手に開き、風に舞った葉っぱが院内に大量に飛んでくるという惨劇が起きました( 一一)
暴風は午前中のみの短時間でしたが、道沿いの結構大きな木が倒れてたりもしてビックリ(*_*;
九州の人間は台風に慣れてしまっているので、私のように油断しがち。
今年の夏も気を付けましょう!
さてさて、当院のホームページですが、最近変わったのをお気付きでしょうか。
スマホからご覧の方は気付かれたかもしれません。
パソコンなどでご覧の方はこんな感じの画面かと思います。
これまではスマホやタブレットで見ると、これが『そのまま』表示されていました。
特に画面の小さいスマホでは小さな文字は見にくかったと思われます。
実際私自身がスマホでホームページを見てみて、『小さっ!!』と感じ、今回の改良に至ったわけです。
今回の改良により
こんな感じでスマホに合った大きさで表示されるようになりました。
つまり画面の大きさによって自動的に表示が調整されるようになったわけです。
これをレスポンシブデザイン化と言います。
病気ごとの説明ページも見やすく並んで表示されます。
パソコンからご覧の方はブラウザのウィンドウの横幅を狭くしていくと自動的に配置が変化するのが分かるかと思います。
これだけスマホやタブレットが普及した時代ですので、これは当然するべき改良でした。
もっと早くすればよかった(^-^;
7月に入って既に猛暑かと思ったら明日は台風!?
個人的にも7月は慌ただしそうですが、体も鍛えつつバテずに頑張ります!
まず7月の予定をもう一度。
もう今週のことになりますが、7月6日(木)、7月7日(金)は耳鼻咽喉科臨床学会に出席の為、副院長不在となります。
いつものように診療自体は通常通り行っておりますので、どうぞお越し下さい。
さて、ちょっと前に新しい内視鏡を導入したことを書きました。
(⇒『新・電子内視鏡導入!!』)
そして先週、またまた新しい機材を導入しました。
『耳Cam』
つまり耳のカメラです。
鼓膜を細かく観察するには、基本的に『顕微鏡』を使わなくてはしっかり見えません。
なのでほとんどの耳鼻科ユニット(診察する台)にはこんな感じの顕微鏡がついています。
しかし、この顕微鏡では当然観察している耳鼻科の医者しか鼓膜は見えません。
子どもが耳を痛がって耳鼻科を受診し、『中耳炎ですね』と言われても、しばらくお薬を飲んで『だいぶ良くなっています』と言われても実際に耳がどうなっているか見えないと実感がわかないのではないでしょうか。
鼻とかのどならまだわかりやすいかもしれませんが(^-^;
これを使えばこんな感じでパソコンの画面に大きく鼓膜を映し出せます。
かなり画質も綺麗で、すでに何人かこれを使って説明しましたが、かなり好評です(*^^)v
診察には別に必須じゃないんですけど、画像は電子カルテ上に保存できるので、時系列で並べて比較できるので、その点では非常に便利です。
やはり十分に納得していただいた上での治療というのが私の中で重要と考えていますので導入しました。
これを使ったからって検査料が増えるわけでもないですので、ご安心ください(*^^)
熊本市の耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26 ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00 ■休診日 日曜・祝祭日
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26 ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00 ■休診日 日曜・祝祭日