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とある雑誌の表紙です。
『その肺炎治す?治さない?』とはなかなか目を引く表題ですが、やはり『かぜに抗菌薬を使うべからず』。
厚労省が今月にも『抗微生物薬適正使用の手引き』というものを全国に配布するという話は以前からあり、それに合わせた記事ですね。
以前にも書きましたが、いわゆる風邪に抗菌薬は効きませんので、使わないのは当然。
さらに記事の中では『急性気管支炎』『急性咽頭炎』にも抗菌薬を使うべからずと書いています。
急性咽頭炎はたくさん診ますが、たしかに扁桃炎を併発している場合などを除けば抗菌薬が必須なことはあまりありません。
そしてこの記事の中ではヨーロッパ各国の抗生剤使用状況と日本の状況を比較しているのですが、これがなかなか興味深い。
抗菌薬の使用量については、日本は少ない方です。
しかし、その内容が特徴的。
日本『以外』の国々で最も使用量が多いのは『ペニシリン系』(サワシリン、パセトシン、ワイドシリンなど)と言われる一番基本的な抗菌薬です。
日本は一番が『セフェム系』(メイアクト、フロモックス、セフゾンなどなど)、次が『マクロライド系』(クラリシッド、ジスロマックなど)。
この偏りが結構前から問題視されており、
現にこの『セフェム系』、『マクロライド系』は耐性菌が非常に増えています。
有名なのがマイコプラズマで、以前はマイコプラズマ肺炎にはマクロライド系が処方されていたのですが、耐性菌が増えてきて本当に効かなくなりました。
(マイコプラズマにはペニシリン系やセフェム系は最初から効きません)
その結果、最近はマイコプラズマ肺炎が疑われるとトスフロキサシン(オゼックス)がガンガン使われちゃってます。
トスフロキサシン(オゼックス)は治りにくい中耳炎のために作られたお薬です。
はっきり言って最終手段として使われるべきお薬です。
本当に良く効くので、マイコプラズマ以外にも軽い中耳炎や副鼻腔炎にもたくさん使われちゃってます。
そして肝心の中耳炎になったときには非常に治りにくい中耳炎の出来上がり。
話がちょっと逸れましたが、このまま抗菌薬の不適切な使用が続くと耐性菌問題によって2050年には世界で1000万人が死亡。
そして100兆ドルの経済的損失がでると予想されています。
『100兆ドルっていくらだよ!』って感じの途方もない額ですね(^-^;
耐性菌の問題だけでなく、当たり前ですが無駄なお薬は使うべきではありません。
全ての薬には副作用があります。そして無料の薬もありません。
...なんだか今回も医者への苦言のようになっちゃいました(^-^;
だいたいこういうことを書くときって長すぎる文章になるんだよな~
といいつつ雑談の時もダラダラ書いちゃうのが私の悪い癖ですがm(__)m
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