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2017年4月の記事一覧
週末はせっかく桜も満開の場所が多かったのにイマイチの天気でしたね。
そして今日明日も雨が続きそうです。
本日は入学式なども行われているのに、残念(:_;)
週末に自宅の近所できれいに咲いていたので、撮影しました。
ブレブレですが(^-^;
さてさて、引き続き補聴器の話題3連発目です。
題名の通り、集音器というものについて
補聴器は『管理医療機器』であるというところがまず大きな違いです。
薬事法で定められており、補聴器を販売するには届け出が必要です。
そして効果・性能や安全面で厚生労働省の定めた基準をクリアしなくてはなりません。
逆に言うと集音器はそういった決まりがありませんので、通販や家電店でも簡単に販売できます。
そしてなんといっても集音器は安いです。
3000円くらいからでも購入できます。
補聴器は装用する方の耳の聞こえを調べて、ひとりひとりに合うように調整します。デジタル補聴器というものはコンピューターが内蔵されており、『どんな音を大きくするか』『どういう音は大きくしないほうがいいか』『どっちの方向から聞こえてくるか』などを解析します。なので集音器よりも高価です。
集音器はそういった機能がなく、音を大きくするだけです。
前述したように安全面などで基準がありませんので音を大きくしすぎて耳にダメージを与えてしまうこともあります。
しかし、補聴器であれば良いというものでもありません。
結構前のデータですが国民生活センターが通信販売で購入できる補聴器と集音器を10銘柄テストした結果があります。
音を大きくしすぎること(最大音が大きすぎる)で安全性に問題があるものが9銘柄。
適切な音の増幅能力がなく、効果が十分に得られないものが3銘柄。
他にも周波数特性が悪かったり、電池消費が大きすぎるもの、補聴器なのに薬事法に関連する表示がないものもあったようです。
そして通販で購入しては、補聴器の一番の機能である『自分の耳に合わせる』ということができませんので、折角集音器よりも高価なのに、意味がありません。
補聴器はメガネと違って、作ったその日から100%の効果は得られません。
しかし、しっかり調整できればメガネのように手放せない存在になることができます。
どうぞ無駄な費用は使わずに、最良の補聴器と出会ってください(^^)
桜が咲けば、ヒノキが舞う。
というわけで、スギ花粉が落ち着いて、ヒノキ花粉が舞っております。
スギ花粉症を持っている方はヒノキ花粉症も持っていることが多いので、5月上旬まで症状が続いてしまいます。
あと1か月踏ん張りましょう!
さて前回、補聴器トラブルについて書きましたが、その続きで。
このHPの『補聴器相談』のページにも書いていますが、補聴器は徐々に調整して理想の音に近づけていくことが必要です。
購入時に一回調整するだけでは不快感が強かったり、音が大きすぎたり、逆に小さすぎたりという結果になるでしょう。
で、前回書いたようなトラブルもあって、補聴器を購入したけど全然使ってないという方が非常に多いのが現状です。
本当に高額な補聴器を購入してしまっている方が多く、『返品したい!』という声もよく聞きます。
というわけで、ちょっと調べてみました。
結論から言いますと、補聴器店によって異なります。
多くは、オーダーメイド(耳穴型)の補聴器なら長期間経過していても返品は受け付けてくれるようです。
(だいたい3か月くらいまで)
しかし、既製品のものだと返品不可、もしくは短期間のみで返品可能のようです。
(2週間くらいまで)
その理由としては、既製品なら試聴のための貸し出しが可能であり、『視聴期間があるので、購入後は返品を受け付ける必要がない。』ということみたいです。
しかし、視聴期間はだいたい2週間くらいしか貸し出してくれない店が多い。
補聴器をしっかり調整するには2~3か月かけるべきでしょうから、これではトラブルが多くなるのも納得です(・_・;)
『国民生活センター』にもたくさんの苦情、相談が来ているようで、以下のように問題点を挙げています。
(1)自分の耳の聞こえの状態を把握しないまま補聴器を購入している。
(2)高齢者が一人で店舗に出向いて補聴器の特徴、メンテナンス(調整)などについてよく理解しないまま契約している
(3)補聴器に関して、販売店の知識・技能やサービス体制が十分でない場合も
さらに私が付け加えるなら、以下のことに気をつけましょう。
・既製品なら貸出・視聴期間が長いお店を選ぶ(できれば2~3か月)
・オーダーメイドの補聴器なら返品が長期間可能なお店を選ぶ(3か月以上)
・お店で勧められたと言って、すぐに購入を決めない!
こういったアフターケアについても、しっかり確認しましょう!
そして前回も言いましたが、補聴器を作る前に一度耳鼻科受診を!
よっぽど難聴が強くなければ30万円以上なんて高い補聴器は必要ありませんし、難聴の状態によっては補助金が使えることもあります。
『この補聴器ならしっかり聞こえて、お金を払う価値がある』と確信してから購入するようにしましょう(^^)
最近見かけたニュース。
厚生労働省から『平成29年度補聴器販売者の技能向上研修等事業の申請受付について』という文章が発表されました。
日本では昨年1年間で補聴器店で500,000台以上の補聴器が販売され、通販やインターネット販売で購入される方もいるので、実際はもっと多いと言われています。
そんな中補聴器購入後のトラブルが急増しており、厚生労働省は補聴器販売店の技能・知識・サービスが十分でないとし、基礎的な研修を行うということです。
つまり基礎的なこともわかってない販売店が補聴器をどんどん売っているということですね。
当院に受診される方にも補聴器をされている方はたくさんいますが、かなりの割合で満足されていません。
(当院から処方した補聴器は別ですよ(^-^;)
そしてだいたいびっくりするくらい高額な補聴器を購入されています。
最近受診された患者さん。
最近左耳のかゆみと痛みがあるとのことでした。
耳の中を見てみると...何かキャップのようなものが...
これでした(・_・;)
聞いてみると1年位前に補聴器を作成したとのこと。
しかし、補聴器をつけると頭痛がするため、あまり使用できていない。
何度か購入したお店にも相談したが、全然改善しない...
しかしこの方、受診された時には補聴器を使用していませんでしたが、私と普通に会話しています。
別に大声で話ししているわけでもありません。
購入した金額はなんと両側で800,000円!!
思わず『ぅぉえぇっっ!!??』と変な声が出てしまいました(・_・;)
普通に会話できる方に800,000円の補聴器!?
しかも全然活用できていないとは...あんまりじゃないでしょうか?
(どこで購入したかもお聞きしましたが、ここでは伏せておきます"(-""-)")
補聴器を使用して頭痛がするということは結構あります。
原因の多くは『音を大きくしすぎていること』でしょう。
通常、補聴器は使い始めは少し小さめの音で調整します。少しずつ音を大きくして慣らしていくことが必要です。
そのようにしっかり調整すれば頭痛はしなくなることがほとんどです。
もしかしたらずっと前から耳にキャップが残っていて必要以上に大きな音に調整していたんじゃ...
耳の中を全く見ずに補聴器を作ってしまうとこういったトラブルが起こってしまいます。
今回のように異物じゃなくても、耳垢が溜まっているなんてこともしょっちゅうあります。
治療すれば補聴器は必要なかった方もたくさんいます。
そしてだいたい必要以上に高額の補聴器を購入してしまっています。
(ほとんど300,000円以上のばっかり(*_*;)
以下、言いたいこと。
何度でも言います。
補聴器を作る前に、一度必ず耳鼻科を受診しましょう!
言われるままに高額のものを買うのも避けましょう!
補聴器は何度も調整が必要なので、通販・インターネットでの購入も勧めません!
Posted:2017.04.03 | Category: 雑談
新年度が始まりました!
桜も咲き始め、先週末からお花見の姿もちらほら(^^)
今週末には満開になってお花見日和!
...と思ったら週末天気悪そうですね(・_・;)
さて、
ちょっと前の話になりますが、この雑誌。
題名の通り、デザイン系の雑誌なわけですが、全国のロゴマークを特集した号です。
左下に書いてある野老朝雄さんは東京オリンピックのロゴをデザインされた方ですね。
その中に当院のHPのデザインなどでお世話になっている『TOMODA DESIGN COMPANY』さんのページが!
以前にもちょっと登場しました⇒『ホームページ改造中&持病発症』
そして...
いますね。
まさかの全国誌デビューです(^^)/
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