たかむら耳鼻咽喉科

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学会の記事一覧

Posted:2017.12.04 | Category: 医療系のお話 学会

12月2日(土)は夕方から地方部会という熊本の耳鼻科医の集まり。
毎回何題か色々な講演があるお勉強会です。

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席が一番前しか空いておらず、この距離でお勉強。

今回は会場がほぼ満席になるくらい多くの耳鼻科医が集まりました。
(この会は専門医の単位がもらえるからね(^-^;)


今回の講演は2題。
『医療安全』についてと、『最新の難聴治療』について。


医療安全については、様々な医療事故、医療ミスについて、どのように防ぐのか、そして起こってしまった時にはどのように対応するのかというお話でした。
特に大学病院などの大きな病院になると、組織の全体を管理しなくてはならないので大変。

事故やミスというのは完全になくすことはできませんが、限りなくゼロに近づけるための個人個人の努力、組織づくりが必要です。

実際に熊本大学で医療安全を担当している先生のお話で、実際の現場から非常に熱く語られ、勉強になりました。




難聴の治療については、3つのテーマで講演がありました。

・手術による治療、特に真珠腫性中耳炎に対する内視鏡での治療
この治療については、以前に書いてますのでよければそちらをご覧ください(^-^)
(⇒2017年3月23日『耳手術の新しい波』



・遺伝性難聴の診断・治療
生まれた時から聞こえが悪い先天性難聴は1000人に1人と言われ、その半分は遺伝的な原因があるとされています。

Pendred症候群という遺伝性難聴のなかでも2番目に頻度の多い病気がありますが、最近慶応大学でiPS細胞を使った研究が行われ、新しい治療法が開発されています。
遺伝性難聴は基本的に治療が困難なのですが、実用化されれば本当に画期的ですね(^^)



・人工聴覚器
補聴器から人工内耳、残存聴力活用型人工内耳、骨導インプラント、人工中耳などなど...
難聴の治療のために使われる機器はどんどん進化しています。

そんななか、一番面白かったのがこれ。
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『Sound bite』というものらしいです。
耳の後ろに補聴器のようなマイクをつけて、そこで拾った音を歯につけた機械に転送。
歯から骨を通して(骨伝導)、音を感じる仕組みのようです。


取り外しも簡単にできるようで、なにより手術も不要。
残念ながら日本ではまだ未承認のようですが、凄い発想ですね~(^^)

Posted:2017.11.14 | Category: 学会

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専門医講習会2日目朝。
ホテルの近くにルミナリエがありました。
点灯は12月からだったので、残念(^-^;


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点灯はしてなくてもなかなかの迫力。



さて、基本的に人混みに弱い私はせっかくの神戸グルメも堪能することもなく修行のように2日目に挑みます(-_-;)

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朝早めなのでまだ人数が少ないですが、2日目も会場は満員御礼!!


例によってひたすら講義を受け続けます。


正直、学会とは違ってあまり真新しい知識が多いわけではありません。
どちらかというと基本的な知識を復習するような講義が多いです。


で、お昼はまたおにぎりの配給(-_-;)


やはり日曜日とあって配給に並ぶ人数も昨日より多いかも(*_*;


その後なんとか午後の講義まで聞き終わって終了。
正直ヘロヘロでした。

しかし、もちろんその日のうちに熊本まで帰らなくてはならないので、急いで新神戸駅へ。



...なんと新幹線までほぼ満員(:_;)


神戸グルメを全然楽しめなかった私はこれで我慢するのでした。
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大阪名物らしいけど


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中身はこんなん。
味は...(^-^;

Posted:2017.11.13 | Category: 学会

以前から予行していた通り、11月11日、12日と専門医講習会に参加してきました!

この専門医講習会というのは、耳鼻咽喉科専門医の為の講義のようなものがたくさんある会で、通常の学会とはちょっと違います。


専門医というのは5年毎に更新が必要なのですが、専門医講習会に5年で1回は参加が必要。
そして色んな決められた分野の講習を受けたという証拠がなくてはなりません。



昔は学会に参加したという証拠だけあればよかったので、学会に行く人に自分の分の参加証もお願いするような『代返』的なこともまかり通っていたようですが(^-^;
『新専門医制度』というものが始まってから非常に厳しくなりました。


というわけで、11月10日(金)の診療が終わってからそのまま熊本駅へ。

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みずほ610号で一気に新神戸まで
晩御飯を食べる暇もなく、駅弁でも買おうと思っていたのですが、なんと売り切れ...(-_-;)


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...新幹線の中で売ってあったジャガビーとちくわを食べて飢えをしのぎました(:_;)


ホテルについたのは夜12時前。
改めて晩御飯を食べる気力もなく、そのまま就寝(-_-)zzz



11月11日、専門医講習会第1日目。
朝ごはんはホテルでがっつり食べ、会場へ。

とにかく人が多い!!


『新専門医』が始まる前はこの専門医講習会の参加者は数百人程度だったらしいですが、今回の参加者はなんと3000人オーバー!!


耳鼻科医は全国に10000人弱なので、3割も集まってる。
こんな会場でインフルエンザでも撒き散らされたら大変だろな~


1000人くらい入る会場が2つありましたが、どちらも常に満員状態!!



医療安全やら感染対策やらの講義を聞きながら単位を取得していきます。


お昼休みが1時間くらいありましたが、普通の学会ならランチョンセミナーと言ってお弁当付きの講演があるのですが、専門医講習会ではありません。
今回はおにぎりの『配給』がありました。

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おにぎり配給に並ぶ全国の耳鼻科専門医たち。



あえてしばらく待って行列がなくなったところで
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おにぎりゲット。明太子のみ品切れ。お茶も配ってたけど、なくなってたのでお水。


会場となったポートピアホテルと国際会議場の周りでは『数百人の集団がおにぎりを頬張っている』という奇妙な光景になりました(*_*;


そして夕方までガッツリ講義を聞いて1日目終了。


神戸といえば『神戸牛』やら『中華街』やら美味しい誘惑がたくさんですが、ひとりで行っていたしそこまでの気力もなかったので、そのままホテルに帰って晩御飯も適当に済ませてさっさと寝ちゃいました(-_-)zzz


混雑が凄いこともあり、普通の学会より疲労度がハンパないっす(-_-;)

Posted:2017.07.18 | Category: 医療系のお話 学会 雑談

最近毎週末どこかに出かけておりますが、7月15日、16日は九州連合地方部会といって九州の耳鼻咽喉科が集まる学会に行ってまいりました。

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1年に1回開催され、毎回どこかの大学が主管を務めます。今回は九州大学。



この学会のメインイベントは初日に行われる『野球大会』。


球場は必ず2面用意し、審判も呼んでなかなかに気合の入った大会です。
土曜日に行われるので、基本的に土日休みの大学病院に勤めているメンバーが出場します。


普段運動していないオジサンたちが多いので、試合内容はへっぽこなことも多いですが、なかなかに熱い闘いを繰り広げます。
某大学は1か月以上前から朝練までします(*_*)



私も一昨年までは出場していました。
ポジションはサード。なぜか一度ピッチャーもやらされました(*_*;

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これが熊本大学耳鼻咽喉科のユニフォーム。熊大だけに『Bears』。


今年は準優勝だったようです。なかなか強豪(^^)



さて、野球大会が終わると夕方からちょっとだけ真面目な講演会があり、その後は懇親会という名の宴会に突入します。



そして次の日の日曜日は二日酔いか野球大会の日焼けか、顔が真っ赤になった人がうじゃうじゃ。



午前中は通常の学会のように発表がいろいろ。
九州のみの学会ですので、ちょっと『身内の発表』という感じで明らかに上から命令されて発表している若手が多いです(*_*;



そして午後からは『補聴器相談医のための講習会』というものがあります。



これを2時間受ければ『補聴器相談医』になれます。そして資格の更新もできます。

日曜日の午後からなので、九州各地からこれを受講する為に開業医が集結。




内容は基本的なものでしたが、改めて知識の確認(*^^)v



しかしタイミングが悪いもので、7月15日、16日とMr.Childrenがヤフオクドームでライブをしていたらしく、ライブ前後の時間帯は博多駅周囲まで渋滞が凄かったです。
帰りの新幹線も満席ギリギリでした(^-^;
ミスチルの人気って根強いですね~

Posted:2017.07.15 | Category: 医療系のお話 学会

昨日7月14日、こんな研究会がありました。
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診療が終わって急いでメルパルク熊本へ。7時30分開始。ギリギリ(*^^)v



東部小児耳鼻咽喉科疾患研究会ということで、読んで字のごとく熊本東部の小児科と耳鼻咽喉科が集まる勉強会です。
小児科と耳鼻咽喉科の疾患を1回ずつ交代で講師を呼んで講演してもらいます。



今回は耳鼻咽喉科の順番で、『嚥下障害に対する外科的治療の適応と効果』という題名の講演がありました。



講師は特に内視鏡で行う手術で高名な先生で、色々な学会で同様の発表をされていますし、論文もたくさん書かれています。
特に『輪状咽頭筋切除術』という手術を内視鏡で日本では初めて行い、素晴らしい成果を上げています。



内視鏡手術のメリットはなんといっても体への負担が小さいこと
いままでの方法だと首を大きく切開しなくてはならなかった手術が皮膚に一切傷つけずできますので、術後の合併症も少なくなります。




嚥下の問題は常に誤嚥との闘いです。誤嚥(食物や唾液が気管に入る)は肺炎を引き起こし、生命に関わります。



『誤嚥防止手術』という手術もあるのですが、この手術は『喉頭』の機能を犠牲にします。

基本的に声が一生出せなくなるわけです。


昨日の講演でも「嚥下機能改善手術で対応できるのに誤嚥防止術を行われ喉頭を犠牲にしてしまっている方がいる」という話もありました。




私も大学病院時代はしばらく嚥下外来の担当をしていましたが、手術を行うことはあまり多くありませんでした。




食物の形態、食事の姿勢、食後の注意点などを説明して簡単なリハビリテーション指導するだけで改善することは少なくありません。



嚥下の改善にはリハビリテーションが非常に重要です。
手術をしても必ず術後のリハビリテーションは行っていましたし、全ての治療を組み合わせて選択することが重要です。



嚥下も勉強すればするほど奥が深い...


しかしこの研究会、勉強になるのはもちろん、普段なかなか関わりあえない小児科の先生とお話できたり、小児科の知識も得られるので貴重な研究会です(^^)




まぁ耳鼻科医は5人くらいしか参加していませんでしたけどね!

Posted:2017.07.10 | Category: 医療系のお話 学会

まだすっきりしない天気が続いています。
曇っていても気温が高いと熱中症になることもありますので、水分補給にも気を付けましょう。



前回耳鼻咽喉科臨床学会について書きましたが、その内容についてひとつ。

臨床学会は耳、鼻、のどなど耳鼻咽喉科の領域であれば何でもありな学会なのですが、今回目立ったのがOSAについてのお話。



OSA(Obstructive Sleep Apnea)とは閉塞性睡眠時無呼吸という意味です。


睡眠時無呼吸症候群はOSAとCSA(中枢性睡眠時無呼吸)に分けられ、ほとんどはOSAです。



当ホームページ内でも解説していますので、どうぞご覧ください。
(⇒睡眠時無呼吸のページへ



OSAの患者は本邦で300万人以上いると言われています。

脳血管障害(脳梗塞など)、心不全、糖尿病などのリスクが上昇することは広く知られていますし、最近では認知量のリスクが2倍になり、10歳ほど差がでるというデータもあります。



OSAの治療はCPAP、手術、マウスピースなど。

治療の中心となっているのはCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)であり、そのために通院しているのは40万人程度。


まだまだ未治療の方、未受診の方が多いということですね。



また、特に手術について

鼻づまりがあっていびき・無呼吸がある方には鼻の手術が選択肢となります。
また、口蓋垂(のどちんこ)が長かったり、扁桃腺が大きかったりするとのどの手術が選択肢となります。




しかし、いびき・無呼吸に対して手術を行っても効果が十分得られないことが度々あり、『手術適応は慎重に考えるべき』という話が多くありました。



逆に、単に無呼吸があるからとCPAPを導入され、効果が乏しいということで改めて検査をすると鼻が悪かったりすることもあるようで、やはり治療を決める前にしっかり検査をすることが必要です。



具体的には、鼻からのどまで狭くなっている箇所がないか、内視鏡で検査することは必須でしょう。



単にCPAPと言っても、最近は機器の進歩も目覚ましく、毎日の睡眠のデータをオンラインで管理することが可能となり保険導入の始まった遠隔医療についても期待が高まっています。



また、無呼吸があっても鼻の内服治療や、日常生活の改善(ダイエット、禁酒など)によってCPAPまで使用しなくてよいことも多々ありますので、まずは一度受診しましょう(^^)


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下関から帰るときに少しだけ寄れた唐戸市場。
大雨で漁ができなかったせいか、生のお魚などは全然いませんでした(*_*;

Posted:2017.07.08 | Category: 医療系のお話 学会

告知していました通り、7月6、7日と山口県で耳鼻咽喉科臨床学会に参加してきました。

こちらも酷い大雨だったようですが、山口でも2日間通してほぼ雨。



ほぼ学会場内にいたのであまり影響はないのですが、学会中にスマホから警報音がちょこちょこと鳴ってました( 一一)



会場は山口県下関市海峡メッセ
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会場横には『海峡ゆめタワー』
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全長153mと、結構高い。


時間が空いた隙に上ってみると...

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タイミングよく少し晴れ間が見え、関門海峡がばっちり見えました。



少し方向を変えると
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中央に見える小さな島がいわゆる『巌流島』。正式名称『舟島』。
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦ったとされる島ですね。




さて、学会前から聞きたいと思っていた

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特別講演
"「酒屋万流」今、日本酒が面白い。水害からの復旧..."
澄川隆俊(株式会社 澄川酒造所)
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ばっちり聞いてきました。



最近の日本酒の動向
水害直後から現在まで
なぜ日本酒には山田錦を使うのか




などなど、非常に面白いお話を聞いた後は...

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ズラッ!!

まだ学会中なのに、会場に大量のお酒が!!



澄川酒造の『東洋美人』!!!

去年ロシアのプーチン大統領が訪日された時に振舞われたお酒で、合同記者会見でプーチン大統領が一言目に絶賛し、話題となりました。



おかげで大ブームとなり、入手困難な状態が続いていました。



私も初めて頂きましたが...これは美味い!!!!
まさに雑味のない味。そして後味が最高です。

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つまみとして竹輪とかまぼこも大量に振舞われました。


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酔っ払い集団 ←            →真面目に勉強している方々          


日本でこんな学会なかなかないですな(^-^;



勉強もガッチリしてきましたので、次回から最新の治療法など紹介していきます(*^^)v

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