たかむら耳鼻咽喉科

耳・花・喉・アレルギーのクリニック 096-382-8700

コンテンツ

  • 医院紹介
  • 診療案内
  • アクセス
  • 施設・スタッフ
  • もぐらタイムズ
  • 病気かな? と思ったら
  • よくあるご質問

最新の記事

月別記事一覧

カテゴリー別記事一覧

職員募集

診療時間のご案内

 
9:00
~12:30
14:30
~18:30
あり
あり
あり
あり
あり
なし
あり
あり
あり
あり
あり
9:00~15:00
日/祝
なし
なし
診察日
休診
の診察時間は14:00~15:00です。

もぐらタイムズ

もぐらタイムズ

熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ
ブログ内の検索はこちら

医療系のお話の記事一覧

Posted:2021.09.17 | Category: 医療系のお話

皆さんご存知の通り、昨シーズンはインフルエンザが激減しました。

新型コロナの影響、マスクや手洗い、ソーシャルディスタンス、国を跨いだ移動の制限などなど。
インフルエンザが全く流行しなかった原因はいくつも考えられます。



では、今シーズンは?

インフルエンザの流行を予想する上で参考になるのが、南半球でのインフルエンザの状況です。
だいたい日本でインフルエンザが流行する半年前の南半球の流行具合、ウィルスの種類などから予想を立てるのですが...

やはり今年も南半球ではインフルエンザは非常に少ないようです。

そして去年と比べて行動様式が大きく変化したわけでもありません。



というわけで、今年もインフルエンザは流行しないと予想できます。



じゃあインフルエンザのワクチンはどうしましょう?


流行しないならワクチン打つ必要ないんじゃ?


ごもっともな意見です。



ただ、打った方が良いという意見も勿論ありまして。

その理由の一つとして、インフルエンザに対する免疫の話があります。

昨シーズン、インフルエンザは激減し、その前の2019年~2020年のシーズンも例年に比べて大流行ではありませんでした。
というわけで、2年にわたってインフルエンザにかからなかった人が多く、インフルエンザに対する免疫が下がっているハズ。

なので、もしもインフルエンザが流行し始めたら凄まじい大流行になる可能性があるわけです。



昨年、インフルエンザと同じくRSウィルス感染が激減しましたが、今年は大流行しました。
それも同じ理由が考えられます。



インフルエンザと新型コロナの同時大流行が起こると予想している人もいます。
(私はその可能性は低いと思ってますが...)




というわけで、インフルエンザワクチンは今年も接種が勧められています


流行しないと言っておいて勧めるのはなんだか気が引ける感じもあるのですが...こういった理由はあるとご理解いただければ(^^;)
(ちなみに新型コロナのワクチンとは間隔を2週間空けるように推奨されています。)




当院でもインフルエンザワクチンは例年通り接種を行う予定ですが、まだ入荷の予定が不透明です。
時期が決まりましたらまた報告します(^^)


Posted:2021.05.21 | Category: 医療系のお話

以前に書いた1回目のワクチン接種から3週間。
5月19日(水)午後から2回目の接種に行ってきました!


前回同様に受付で問診表を渡すと医師の診察へ。

やっぱり問診表の確認だけで、特に診察はなし(^-^;


で、すぐにワクチン接種へ。


1回目が全然痛くなかったので、軽い気持ちだったのですが...


...痛かった(T_T)



薬剤の種類も量も同じハズなので、2回目だけ痛いということはないと思っていたのに...

まぁ刺した場所や角度の違いでしょうが、明らかに前回より痛かったです。

DSC_4351.JPG
(今回は注射中の撮影は自重しました(^-^;)


で、今回も15分ほど待機して問題なく帰宅。


DSC_4352.JPG

とりあえず一安心...?


と、思ったら夕方からなんだか体のダルさが出現。


おやおや?これがウワサの副反応?


夜になって念のため熱をはかってみると...37.1℃(・_・;)


マズい。


とりあえず、寝ました。


夜中、何度か腕の痛みと怠い感じで目が覚めました。



で、朝起きると...




なんかめっちゃダルい。



熱をはかると、37.3℃くらい。

あ~

熱は高くないし、ワクチンの副反応だろうから診察には問題ないけど...
もしも違う原因だったらアカンし...


というわけで、昨日はお休みいただきましたm(__)m


全く食欲もなく、起き上がることもしたくないのでひたすら寝る。

夕方ころには熱も下がり、ダルさもかなり改善。


で、今朝は元気。

まだ腕は腫れてますが...診療には問題ないレベル。


なんだかすごく典型的な感じの副反応もらっちゃいました(^-^;

同日に2回目接種だったスタッフも似たような症状が多いようです。
やはり、発熱、倦怠感はある程度の確率で起こりそうですね。



確かに1日キツかったですが、これでちゃんとデータ通りの効果が出てくれるのであれば安いもんです。


Posted:2021.05.13 | Category: お薬の話 医療系のお話 耳

『耳が痒くて、市販の塗り薬を使ってたんですが...』

最近よく聞きますね~

商品名は出しませんが、TVCMも結構流れているようです。
よく虫刺されに使ってたやつの耳バージョンですね。


私も存在は知ってましたが、患者さんからよく聞くようになったので調べてみました。


塗り薬の内容は
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
・メントール


「プレドニゾロン~」はステロイドですね。
抗炎症作用によって痒みを抑えるためのものです。
ステロイドの強さ的には弱めのものです。(5段階中下から2番目)

「メントール」は清涼感を出すために配合されているようです。


耳が痒い時、『外耳道炎』という状態になっていることがほとんどです。
(外耳道炎についてはコチラ)

簡単に言うと『耳の穴の炎症』で、その原因のほとんどが耳の触り過ぎ、耳掃除のし過ぎです。

なので、最も大事な治療は...耳を触らないこと!!

です。


とはいえ、耳の痒みが強くて眠れなくなる方もいらっしゃいます。
そういう時はステロイドを使用することはよくあります


ただ、個人的には軟膏はあまり使いたくありません。

というのも軟膏を綿棒で塗る時に触り過ぎてしまうことがあるからです。

なので液体の点耳液を処方することの方が多いかもしれません。

rinderon01.jpg

話を戻しますが、市販の塗り薬もステロイド配合なので効き目は当然あるはず。

ただ、メントールはどうでしょう?
完全に想像ですが、しみそうな気がする(^-^;
口コミとか見ても最初は痛かったという感想が多いようです。



というわけで、薬の内容的に効果は間違いないハズです。



しかし...


痒くなっても塗れば治るから大丈夫!

好きなだけ耳掃除しよう!


とは考えないで下さいね(^-^;



ステロイドを長期間使っていると外耳道真菌症というやっかいな状態になることもあります。

繰り返しになりますが、一番大事なのは『耳を触り過ぎないこと』です(^^)


Posted:2021.04.30 | Category: 医療系のお話

以前にワクチン予約について書きましたが、ついに4月28日に1回目のワクチン接種に行ってきました。

医療従事者専用(?)の予約サイトから午後休診の水曜日を狙って予約。


午前の診療が終わってそのまま予約した病院へ。
あらかじめ記入しておいた予診票を受付に提出。

ちょこちょこと注意点などについて説明を受けます。

そして医師による診察...

といっても予診票について確認されただけで秒で終了(^-^;


そしてついにワクチン接種へ...

看護師さんの準備を見つつ

『あの...スイマセン。撮影していいっすか?』
と聞いてみました。


思いっきり『えっ!?』という顔をされましたが、苦笑いされつつ許可をもらいました。



と、いうわけで





⇓注射の映像が苦手な方はご注意くださいm(__)m






DSC_4303.JPG
プスっと



おぉっ



あんまり痛くない(^^)


インフルエンザワクチンの皮下注射より全然痛くないです。


そのまま30分待機。
何も問題なくそのまま帰宅。


その日はホントになにもなかったです。




そして次の日...


やっぱり痛みがきました(^-^;


とはいえ、インフルエンザワクチンのように腫れあがった感じはなく、まさに局部的な筋肉痛という感じ
見た目は腫れもなく、皮膚も赤くない。
耳鼻科医は結構腕を上げたり下げたりもしますが、仕事も問題なし。


倦怠感も熱もありませんでした。


そして接種2日目には痛みもなくなりました(^^)



ホントにウワサ通りの経過だったわけですが、あとは3週間後の2回目接種がどうなるか...

3割程度で発熱することがあるようです。


まぁしっかり効果があるなら1日発熱するくらい良いんですけどね(^-^;



早くもっと多くの方々がワクチン接種できるように祈りつつ、また2回目接種したら報告します。


Posted:2021.04.19 | Category: 医療系のお話

ちょっと書く時期が遅かったかもしれません(^-^;

毎年春に『黄砂の多かった日から調子が悪くて...』という訴えを聞くことはよくあります。

花粉症との区別はなかなか難しいのですが...



では、まずPM2.5とは
凄く簡単に言うと大気中に漂う2.5μm以下の小さな粒子のことです。
成分的には炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、ケイ素、アルミニウムなどなど...
自動車の排気ガスや工場からの煙、火山などからも発生するとも言われています。
ちなみにタバコの煙もPM2.5に分類されます。


次に、黄砂とは
主に東アジアの砂漠の砂が偏西風によって運ばれてくるものです。
大きさ的には4μmくらいで、PM2.5と同じように表現するとPM10に分類されています。
ただの『砂』ではあるのですが、細菌や真菌、PM2.5などの様々な物質が付着しながら飛んでくるため、その付着物がアレルギー様症状を引き起こすと言われています。
基本的に3~5月に多く飛来します。スギ・ヒノキ花粉症と同じ時期ですね。


これらがなぜ問題になるのか?という話になります。
比較として、スギやヒノキの花粉は直径約30μmです。

図で比較すると...


ookisa20214201.png

こんなに違います。
(一番右のウィルスは見えないかもしれませんが(^-^;)

非常に小さいので、吸い込むことで気道の奥まで入り込みやすいと言われています。
黄砂やPM2.5が飛散している日は喘息の悪化による入院リスクが2倍になるという報告や、小児でも喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の症状が悪化するという報告もあります。


特に花粉症や喘息がある方は要注意なわけです。


では、どのように対策するか?

ほとんど花粉と同じなのですが、まずは体に入れないこと
最近はPM2.5や黄砂も花粉と同じように予報がありますので、飛散が多い日は外出を控えたり、洗濯物を外に干さないようにしたり、マスクやゴーグルなどで防御したりが基本です。

それから花粉症や喘息がある方はしっかり治療を受けておくことが大事ですね。


ご参考までに、気象庁でリアルタイム黄砂情報もありますので、是非ご活用ください。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosa/fcst/


kousa20210420.png
ちなみに今の黄砂情報。
現在は大丈夫そうですね(^^)

Posted:2021.04.03 | Category: 医療系のお話

花粉症の時期には毎年のように問い合わせがあるのですが...


題名通りです(^-^;


花粉症のステロイド注射(筋注)については以前に詳しく書きましたのでご参照ください。
⇒2018年3月12日のブログ『やってはいけない花粉症治療』

書いてある通りなのですが、私ははっきり言ってオススメしませんし、当院では行いません。


2021.4.3ke.png

『花粉症 ステロイド注射 熊本』でGoogle検索すると一番上にこのブログが来るので、問い合わせが多いのです(・_・;)
内容を読めば否定的な文章なんですけどね。


なので、今回は題名に思いっきり書いてみました(; ・`д・´)


ちなみに熊本で実際に花粉症にステロイド注射をしている病院も知っていますが、HPなどでは積極的に宣伝してません。



こんなこと書いてたら以前に『花粉症の患者がステロイドで治ったら売り上げが落ちて都合が悪いからそんなこと書いてるんだろう』と言われたことがあります(^-^;

残念ながら、ステロイド筋注しても花粉症が完治するわけではなく、効果は1か月程度でしょう。
花粉症の薬は1か月分くらい普通に処方するので、受診の頻度は変わりません。
花粉症に対するステロイド筋注は自費診療で、価格は病院によって違いますが5000円以上のところが多いようです。中には10000円以上のところもあります。普通に受診するより高額ですよね。
ちなみに、よく使われるケナコルトは1回量で数百円です。



花粉症にステロイドを使用することは悪くありません。効果もあるでしょう。
ただし、どうしても症状が強い時だけ短期間で内服で使用するのをお勧めします。

内服のほうが期間も量もしっかりコントロールできます。


なぜわざわざ筋肉注射する必要があるのか?
毎日薬を飲まなくてよいということくらいですよね。


副作用としては
注射部分の陥没、糖尿病・高血圧の悪化、生理不順、満月様顔貌などなどなど...


花粉症治療も進んでいます。
普通のお薬で効果が乏しい方には(色々制限はありますが)、オマリズマブ(ゾレア®)という薬も使用できるようになりました。
舌下免疫療法もあります。


それでも厚生労働省もアレルギー学会も耳鼻咽喉科学会も警告している治療を受けたいと思いますか?

Posted:2021.03.22 | Category: こどもの病気 医療系のお話

3月に入ったあたりから急激に流行りだしましたね。

どこの保育園、幼稚園でも流行っているという話を聞きます。

RSryuukou2021.png
熊本市HPより

RSウィルスの流行時期は夏~冬ごろが多いとされています。えらく時期外れに流行してますね。
理由は...わかりません(^-^;
インフルエンザが流行らなかったからなのか...新型コロナは関係ないと思うけど...



RSウィルスについては以前に詳しく書いたので、どうぞご参照ください。
2017年10月10日のブログ『RSウィルス』

ここでも書いてますが、1歳以上であれば普通の風邪と同じように対処することがほとんどです。
0歳児(特に生後半年以下)だと重症化するリスクが高くなるので注意が必要です。


もちろん、大人が感染することもあります。
皆さん手指消毒やマスクなど感染対策の意識はまだまだ高い方が多いと思いますが、どうしても小さいお子さんたちが集まる保育園などでは限界がありますし、完全に予防するのは難しいですね。

ちなみに、RSウィルスはアルコール消毒で効果があるとされています。
(逆に効果が薄いのはノロウイルスやアデノウィルスなど)

子ども同士では感染予防に限界がありますが、大人が媒介しないように注意しなくちゃいけませんね(^^)

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日