たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2017.07.10 | Category: 医療系のお話 学会

まだすっきりしない天気が続いています。
曇っていても気温が高いと熱中症になることもありますので、水分補給にも気を付けましょう。



前回耳鼻咽喉科臨床学会について書きましたが、その内容についてひとつ。

臨床学会は耳、鼻、のどなど耳鼻咽喉科の領域であれば何でもありな学会なのですが、今回目立ったのがOSAについてのお話。



OSA(Obstructive Sleep Apnea)とは閉塞性睡眠時無呼吸という意味です。


睡眠時無呼吸症候群はOSAとCSA(中枢性睡眠時無呼吸)に分けられ、ほとんどはOSAです。



当ホームページ内でも解説していますので、どうぞご覧ください。
(⇒睡眠時無呼吸のページへ



OSAの患者は本邦で300万人以上いると言われています。

脳血管障害(脳梗塞など)、心不全、糖尿病などのリスクが上昇することは広く知られていますし、最近では認知量のリスクが2倍になり、10歳ほど差がでるというデータもあります。



OSAの治療はCPAP、手術、マウスピースなど。

治療の中心となっているのはCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)であり、そのために通院しているのは40万人程度。


まだまだ未治療の方、未受診の方が多いということですね。



また、特に手術について

鼻づまりがあっていびき・無呼吸がある方には鼻の手術が選択肢となります。
また、口蓋垂(のどちんこ)が長かったり、扁桃腺が大きかったりするとのどの手術が選択肢となります。




しかし、いびき・無呼吸に対して手術を行っても効果が十分得られないことが度々あり、『手術適応は慎重に考えるべき』という話が多くありました。



逆に、単に無呼吸があるからとCPAPを導入され、効果が乏しいということで改めて検査をすると鼻が悪かったりすることもあるようで、やはり治療を決める前にしっかり検査をすることが必要です。



具体的には、鼻からのどまで狭くなっている箇所がないか、内視鏡で検査することは必須でしょう。



単にCPAPと言っても、最近は機器の進歩も目覚ましく、毎日の睡眠のデータをオンラインで管理することが可能となり保険導入の始まった遠隔医療についても期待が高まっています。



また、無呼吸があっても鼻の内服治療や、日常生活の改善(ダイエット、禁酒など)によってCPAPまで使用しなくてよいことも多々ありますので、まずは一度受診しましょう(^^)


DSC_1598.JPG
下関から帰るときに少しだけ寄れた唐戸市場。
大雨で漁ができなかったせいか、生のお魚などは全然いませんでした(*_*;

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