たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2017.04.13 | Category: 雑談

あの地震からちょうど1年が過ぎました。去年の今頃はもっと寒かったような気がします。
1年間、本当にいろんなことがありましたが、震災後の1週間は今でも鮮明に思い出せます。


2016年4月14日21時26分、私はちょうど引っ越しの準備中で荷物を段ボールに詰めていました。
一番大きな棚の荷物をほぼ詰め終えて一息つこうとした時に携帯の警報が鳴りました。
揺れが落ち着いてふと後ろを見ると、片づけたばかりの棚が自分のスレスレに倒れて、一番上に乗せたオーディオが床に落ちていました。
一歩後ろにいれば頭に直撃していた位置。不幸中の幸い。朝まで近くの駐車場で車中泊。
当院の被害は少なく、診療も通常通りなんとか行えました。


4月16日1時25分、本震の時は既にベッドで横になっていました。
前日より明らかに揺れが大きく、揺れが収まった後に貴重品だけを持ち出して前日と同じ駐車場に避難。
周囲にガス漏れのにおいがしたり、マンションの警報が鳴り続いていたり、真実かデマかわからない情報が飛び交ったり...


家族の無事は確認でき、何か手伝えることはないかと3月まで勤めていた熊本大学病院へ。
耳鼻科も若いドクター達は集まっており、救急外来で待機。
医局(医者の詰め所)へ行ってみると、実験室から漏れてくる様々な薬品が混じったような刺激の強い匂いが立ち込め、大量の水漏れも。
大学病院に搬送されてくる方は少なく、できることはあまりありませんでしたが、救急外来の喧騒の中、『阿蘇大橋が落ちた!』と誰かが叫んだのが妙に印象に残っています。


夜明けから当院へ移動。
院内はグチャグチャ。非常に重いレントゲン装置まで倒れている。3人がかりで立て直す。
水も出ないので、掃除もろくにできない。
スタッフの被害も大きく、診療できるのは私と院長だけ。薬局はなんとか開けていただけたので、それから数日は検査はできませんでしたが、診察と手書きの処方箋のみで対応。
少しずつ復旧し、次の週には通常通りの診療ができるようになりました。


当院の被害は軽いほうだったと思いますが、今でも本当に鮮明に思い出せます。
普通の日常生活と診療が行えることに感謝。

そして今でも4万人以上の避難生活を続けている方々がいます。
少しずつでも、皆さんの日常が戻るように。

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日