たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2016.06.17 | Category: 医療系のお話

しばらく暑い日々が続いていましたが、今度は雨が続き梅雨らしい天候になってきました。

既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、地震前後で当院のプレイルーム前にある本棚には100冊以上新しい本が加わっております。(地震で一度ほぼ全部落下しましたが、、、)

DSC_0924.JPG
ちゃんと片付いてないときの画像ですいません。


さて、今回は喉頭アレルギーについて。特に咳喘息について書きます。


1、咳喘息

聞き慣れない病気かもしれませんが、長引く咳の中では非常に多い病気です。

一般的に言われる喘息(気管支喘息)とは違い、喘鳴(息を吐くときのヒューヒュー、ぜーぜー音)や息苦しさはありません。レントゲンや呼吸の機能も正常です。

アレルギー性(好酸球性)の気管支炎で、女性にやや多く、気管支拡張薬に効果があるのが特徴です。


症状

のどのイガイガ感、もやもや感、違和感が強く咳がでます。

特に起床時、就寝時に起こることが多く、通常は痰はなく、息苦しさもありません。


ただし、無治療で放置すると気管支喘息に移行することもありますので、しっかりと治療をすることが重要となります。

診断

症状、生活・職場環境などを参考とし、喉頭の所見をみて診断します。

また、治療に使用する気管支拡張薬の効果も診断の助けとなります。


治療

アレルギーに対して抗アレルギー剤、気管支拡張剤およびステロイド剤を使用します。ステロイド剤は吸入薬を用いますが、局所の真菌症(カビ)を起こすこともあり、使用後のうがいが大切です。

ホコリやダニなどのハウスダスト、温度の変化(冷暖房など)、おしゃべりのし過ぎ、受動喫煙などが誘因となります。


アレルギー性鼻炎と同じく寝室などの家ダニ対策が大事で、犬猫などのペットや観葉植物なども考慮しなくてはなりません。


熱い味噌汁やお茶も温度の変化として引き金となりやすく、運動や会話中に咳が出て、いったんでると止まりにくい状態になることもあります。


2、アトピー咳嗽

のどのイガイガ感と夜間の咳が症状で、咳喘息と似たような状態ですが、気管支拡張剤が効きません。


ただし、気管支喘息への移行はありません。

治療には抗ヒスタミン剤や、やはりステロイドの吸入薬を使用します。


長引く咳は安眠の妨げとなり、お仕事や勉強にも悪影響を及ぼします。
咳喘息もアトピー咳嗽もあまり一般にはあまり聞かない病気ですが、実は多い病気です。症状に心当たりがあれば、一度ご相談ください。



P1010819.JPGのサムネイル画像

地震直後の画像。美味しんぼが頑張って残ってます。

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